こころのビタミン シリーズ | こころのビタミン ロマンティッククラシックコレクション |
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商品名 | こころのビタミン ロマンティッククラシックコレクション |
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発売日 | 2004年12月07日 |
商品コード | MIBF-1007 |
JANコード | 4571117350389 |
定価(税込) | 1,676円 |
収録時間 | 67分07秒 |
心やすらぐ夢ごこちの調べ。フィードラー、ボストン・ポップスが贈るクラシック名曲集。
収録内容
フランス印象派の作曲家、C.ドビュッシー (1862-1918) は、とりわけピアノ曲と歌曲のジャンルに数多くの作品を残しましたが、《夢》はピアノ曲の中でも最初期に入る、28歳の時の作品です。タイトルが示すように夢の中にたゆとう気分にあふれた、ロマンティックなピアノ小品になっています。
【解説】長谷川勝英
イタリアの作曲家で指揮者のR.ドリゴ (1846-1930) は、チャイコフスキーのバレエ《眠りの森の美女》やバレエ《くるみ割り人形》の初演を指揮したことでも知られています。この《セレナード》は1900年に初演したバレエ《道化芝居》の中の1曲で、さまざまな編曲によって広く知られています。
【解説】長谷川勝英
F.P.シューベルト(1797-1828)には3つの歌曲集がありますが、《白鳥の歌》は《美しき水車屋の娘》《冬の旅》のような物語をもった連作歌曲集ではありません。作曲者が亡くなって半年ほどたって、書き残した14曲をまとめられたのが《白鳥 の歌》で、その第4曲が「セレナード」です。恋人への呼びかけがギターを模した伴奏に乗って静かに歌われます。
【解説】長谷川勝英
重厚なシンフォニーやコンチェルトを書いたJ.ブラームス(1833-1897)は、歌曲も数多く作曲しました。それらの中で《甲斐なきセレナード》や《日曜日》とともに有名な《子守歌》は、作品49の《5つの歌》 (1864-68年)の第4曲にあたります。ハンブルク女声合唱団のメンバーのひとりが次男を出産したことを祝って作曲し、プレゼントした作品です。
【解説】長谷川勝英
劇的緊張感の張り詰めた第20番とは対照的にそのほぼ1か月後の1785年3月に書かれたW.A.モーツァルト(1756-1791)のピアノ協奏曲第21番は明るさに溢れた作品となっています。映画「みじかくも美しく燃え」のテーマにもなった第2楽章「アンダンテ」の静な美しさは広く知られ、愛されています。
【解説】長谷川勝英
1890年に初演されたP.マスカーニ(1863-1945)の《カヴァレリア・ルスティカーナ》の舞台は初演当時のシチリア島 で、恋のもつれからの決闘事件がテーマです。このオペラは1幕物で、筋が大きな展開を見せる直前に、舞台に誰もいなくなったところで演奏される「間奏曲」は心にしみ渡るような美しい曲です。
【解説】長谷川勝英
G.F.ヘンデル(1685-1759) は50曲ほどのオペラを書いています。1738年にロンドンで初演された《クセルクセス(セルセ)》は紀元前5世紀のペルシャを舞台に、国王セルセの恋を楽しく描いた作品で、「生い茂った木々の陰よ、お前ほどいとしく優雅にやさしいものはなかった」と歌うアリア《オンブラ・マイ・フ》は第1幕の幕開き早々にセルセによって歌われます。
【解説】長谷川勝英
J.S.バッハ(1685-1750)は、序曲で始まり、その後4曲、あるいは6曲のフランス、ドイツのさまざまな舞曲が続く「管弦楽組曲」を4曲作曲しました。この中で第2番と第3番はとりわけ有名ですが、特に1722年頃に書かれたと言われている第3番は、第2楽章「アリア」の美しいメロディによって親しまれています。ドイツのヴァイオリン奏者、A.ヴィルヘルミがヴァイオリンのG線だけで演奏するように編曲したために《G線上のアリア》として知られています。
【解説】長谷川勝英
P.I.チャイコフスキー(1840-1893)は1877年に交響曲第4番を書き上げましたが、このあとのほぼ10年間は交響曲以外のオーケストラ作品の作曲に力を入れました。弦楽だけによる《セレナード》ハ長調もこの時期に書かれています。メランコリックな色調がその特徴となっているチャイコフスキーの作品ですが、全楽章が長調で書かれたこの作品には明るさが満ち溢れています。第2楽章は優美で華麗なワルツです。
【解説】長谷川勝英
ウィーンに生まれ、ヴァイオリンの神童として世の注目を集めたF.クライスラー(1875-1962)は、ヴァイオリンのヴィルトゥオーソとして活躍する一方、ウィーン情緒いっぱいのヴァイオリン小品を数多く作曲しました。1910年に出版された《古典 的手稿》に第10曲として収められた、軽やかなワルツ《愛の喜び》はもっとも有名なクライスラー作品です。
【解説】長谷川勝英
ピアノのヴィルトゥオーゾ、F.リスト(1811-1886)はピアノ曲のほかに、かなりの数の歌曲も書いています。それらの中から3曲を選んで、「3つのノクターン」というサブタイトルの付いたピアノ曲《愛の夢》に編曲しています。このうちF.フライリヒラートの詩による「おお、愛しうるかぎり愛せよ』に基づく第3番 (ポコ・アレグレット・コン・アフェット)がもっともポピュラーになっています。
【解説】長谷川勝英
14曲から成る組曲《動物の謝肉祭》はいろいろな動物がユーモアたっぷりに描かれている作品で、C.C.サン=サーンス(1835-1921)の作品の中でもっとも有名になっている1曲でしょう。生前に全曲の楽譜を出版することを許さなかった作曲者ですが、優雅な趣をたたえた第13曲のチェロの名曲「白鳥」だけはOKを出したいうことです。
【解説】長谷川勝英
“ワルツ王”J.シュトラウス2世(1825-1899)が書いた作品の数は800曲を越えると言われていますが、これらの中でもっとも大きな位置を占めるのは、「ワルツ」とそして「ポルカ」でしょう。《南国のばら》は1880年に初演されたオペレッタ《女王のレースのハンカチ》の中のメロディをもとに作曲された、穏やかな雰囲気をもった魅力的なワルツです。
【解説】長谷川勝英
F.ショパン(1810-1849)は23曲のワルツ(円舞曲)を書きましたが、生前出版されたのは8曲だけでした。ワルツは本来舞踏のための音楽ですが、ショパンはこの形式にのっとってすばらしいピアノのための音楽を書きました。1831年、2度目のウィーン訪問の際に作曲された第1番は《華麗なる大円舞曲》として知られており、タイトルが示すように、華やかな雰囲気にあふれたピアノ作品です。
【解説】長谷川勝英
数多くのオペレッタを書いたJ.オッフェンバック(1819-1880)の最後の作品で、唯一のオペラが1881年に初演された《ホフマン物語》です。原作はE.T.A.ホフマンの小説で、詩人のホフマンが3人の女性との恋の話を聞かせる形をとっており、2つ目の話が第2幕。ヴェネツィアで高級娼婦ジュリエッタとホフマンの友人のニクラウスが「美しい夜、恋の夜」とロマンティックに歌うのが、「ホフマンの舟歌」として名高いデュエットです。
【解説】長谷川勝英