こころのビタミン シリーズ | こころのビタミン クラシカルポピュラーコレクション |
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商品名 | こころのビタミン クラシカルポピュラーコレクション |
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発売日 | 2004年12月07日 |
商品コード | MIBF-1009 |
JANコード | 4571117350402 |
定価(税込) | 1,676円 |
収録時間 | 73分44秒 |
心やすらぐ夢ごこちの調べ。フィードラー、ボストン・ポップスが贈るクラシック名曲集。
収録内容
J.シュトラウス2世は17のオペレッタを作曲しましたが、代表作は何といっても1874年にウィーンで初演された《こうもり》です。初演当時のザルツブルク近郊のバード・イシュルを舞台に繰り広げられるこのオペレッタの「序曲」には聴きどころの名旋律が続々登場し、これから幕が上がる舞台への期待をいっそう掻き立てるように、華やかに曲を閉じます。
【解説】長谷川勝英
1868年2月16日にウィーンのディアナザールで開かれたウィーンの芸術家協会「ヘスペルス」の舞踏会で初演された(この舞踏会ではシュトラウス3兄弟が交代でシュトラウス管弦楽団を指揮しました)。雷鳴が轟き、電光が走る様子が明るく、楽しく描写されているようですが、この前の年、パリの万国博覧会で見たドイツ製の大砲を雷に見立てて作曲したとも言われています。
【解説】長谷川勝英
J.ブラームス(1833-1897)は、4手用のピアノ曲として《ハンガリー舞曲集》を1852年から1869年にかけて21曲書きました。これらはいずれもジプシー音楽独特のリズム、メロディ、そして雰囲気をたたえています。表情の目まぐるしい変化がおもしろい第6番は、第5番とともにとりわけ人気のある曲です。
【解説】長谷川勝英
P.I.チャイコフスキー(1840-1893)は3つのバレエ音楽を作曲しましたが、最高傑作は何と言っても1875年から76年にかけて書かれた第1作の《白鳥の湖》でしょう。中世ドイツの伝説をもとに、「ジークフリート王子と愛し合うようになった悪魔によって白鳥にされたオデット姫。ふたりは悪魔の妨害に遭いますが、愛の強さに魔法は解け、結ばれる」という物語です。村の娘たちがジークフリートに求められて踊るのがこのワルツです。
【解説】長谷川勝英
「情景」は第2幕の冒頭に置かれ、白鳥のテーマがもの悲しく奏される、このバレエ中もっとも有名な1曲です。
【解説】長谷川勝英
第4幕で踊られる「小さい白鳥たちの踊り」は優美ではありますが、 どこか憂いを含んだ音楽です。
【解説】長谷川勝英
フィレンツェに生まれたE.トセリ(1883-1926)はピアニスト、作曲家として活動しましたが、作曲の面では、わずか17歳の時に書いた《嘆きのセレナード》とも呼ばれているこのセレナードによって今日知られているだけです。「過ぎ去った楽し日々はもう帰ってこない」と嘆き悲しむ歌です。
【解説】長谷川勝英
F.リスト(1811-1886)は祖国ハンガリーのジプシー音楽をもとに19曲の《ハンガリー狂詩曲》を作曲し、このうちの6曲を《ハンガリー田園幻想曲》の作曲者として知られている弟子のA.F.ドップラーとともにオーケストラ用に編曲しました。この中でもっとも有名なのが第2番(オリジナルのピアノ曲では第12番で、1847年の作曲)です。
【解説】長谷川勝英
R.ワーグナー(1813-1883)畢生の大作《ニーベルングの指環》4部作の第2夜《ワルキューレ》(全3幕、1870年ミュンヘンで初演)の第3幕は岩山。幕が上がると父親で、神々の長ウォータンの命令に背いたワルキューレのひとりブリュンヒルデの帰りを待つ8人のワルキューレたちが、勇ましい叫び声を上げながら馬に乗って集まって来ます。
【解説】長谷川勝英
G.ヴェルディ(1813-1901)がスエズ運河開通を記念して作曲した歌劇《アイーダ》(全4幕、1871年初演)の舞台は古代エジプト。第2幕第2場はテーベの城門。エチオピア討伐軍の総司令官に任命された若き将軍、ラダメスは見事戦いに勝利し、人々が歓呼の声を上げる中、エジプト軍が大行進曲にのって堂々と凱旋してきます。
【解説】長谷川勝英
ロシアの作曲家、M.M.イッポリトフェイワーノフ(1859-1935)の代表作が4曲から成る組曲《コーカサスの風景》です。現グルジア共和国のトビリシでの印象を、この地方の民族音楽をもとに音楽にした作品で、1895年2月5日にモスクワで初演されました。4曲の中でもっとも有名な「酋長の行列」はその第4曲です。
【解説】長谷川勝英
1882年、スペインに旅行したA.E.シャブリエ(1841-1894)は、情熱的なこの国の舞踊に強い衝撃を受け、それらのメロディーやリズムを用いて作曲したのがシャブリエの代表作となったこの狂詩曲《スペイン》です。ファリャが絶賛したように、スペインの風土を、色彩感にあふれたオーケストレーションで描いた名作です。1883年にパリで初演されました。
【解説】長谷川勝英
ドイツのケルン生まれの“フランス・オペレッタの王様”J.オッフェンバック(1819-1880)は100曲あまりのオペレッタを作曲しましたが、その中でももっとも名高いのはオルフェウス伝説をもじった《地獄のオルフェ》でしょう。日本でも大正の時代から《天国と地獄》というタイトルで広く知られている作品で、その「序曲」はとりわけ大詰めのフレンチ・カンカンのギャロップで親しまれています。
【解説】長谷川勝英
G.ビゼー(1838-1875)は1872年にドーデーの戯曲『アルルの女』のために27曲の音楽を作曲しました。ビゼー自身がこの中から4曲を選んで、オーケストラ用に編曲したのが「第1組曲」で、「第2組曲」は友人エルネスト・ギローの編曲によるものです。この「第2組曲」の第4曲が「ファランドール」で、激しいリズムによる舞曲です。
【解説】長谷川勝英
“ワルツの父”ヨハン・シュトラウス1世(1804-1849)の書いた作品の中でもっとも有名なのがこの《ラデッキー行進曲》です。ヨハン・ヨーゼフ・ラデッキー伯爵は18、19世紀を通して屈指の軍人のひとりに数えられた人物で、J.シュトラウス1世がこの84歳の元帥を讃えて書いたのがこの行進曲です。
【解説】長谷川勝英