ヒーリング宗次郎/安らぎの響き~鳥の歌~
宗次郎/安らぎの響き~鳥の歌~
商品名 宗次郎/安らぎの響き~鳥の歌~
発売日 2023年04月26日
商品コード MIUM-4286
JANコード 4571117356374
定価(税込) 2,200円
収録時間 76分35秒

素朴なオカリナの音色が、深く静かに,時に優しく温かく、心に広がる。世界と日本の名曲とオリジナル曲も収録した、珠玉のベスト・アルバム。


解説付


収録内容


  1. 風とケーナのロマンス

    フォルクローレの定番曲の一つで宗次郎の修行時代のレパートリーでもある「風とケーナのロマンス」は、身分の違いに苦しんだ男女の哀しい伝説を元に作曲されました。原曲では重々しげなヤラビ、軽やかなタキラリ、躍るようなワイニョ、と次々変化するリズムにのってアンデス発祥の縦笛ケーナで演奏されますが、ここではケーナに勝るとも劣らないオカリナの大地の音色をご堪能ください。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  2. 灰色の瞳

    オカリナ二重奏によって奏でられる、この誰もが一度は耳にしたことがある哀愁に満ちたメロディーは、アルゼンチンの民族音楽史において最も傑出した存在の一人であるケーナ奏者ウニャ・ラモスの作曲によるものです。日本では1974年、シャンソン歌手の加藤登紀子が長谷川きよしとのデュエットシングルをリリースして大ヒットしました。その後も多くの歌手にカバーされています。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  3. 鳥の歌

    遥か昔からスペインのカタルーニャ地方においてクリスマス・キャロルとして少しずつ形を変えながら歌い継がれてきた「鳥 の歌」は、同地で生まれた偉大な作曲家/チェロ奏者であるパブロ・カザルスの編曲・演奏によって今日では世界的に知られる曲となりました。平和への願いを込めて「鳥の歌」を演奏していたカザルスのメッセージが世界中に伝わるように皆様と共に宗次郎も歌い継ぎます。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  4. 魂の島々

    1994年に放送された瀬戸内海放送局25周年記念番組『瀬戸内海・島物語~ 宗次郎が奏でる心の旅』の取材で訪れた島々での心象スケッチを宗次郎が音に描き出したオリジナル曲です。穏やかな海、暖かな気候、美しい山々、豊かな歴史と文化、そして誇り高く生きる島の人々・・・全てが創作の源泉となっています。編曲には現在の日本歌謡界の一端を担うまでとなった坂本昌之を迎えているのも特筆です。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  5. アニトラの踊り(組曲「ペール・ギュント」より)

    ノルウェーの作曲家E・グリーグが戯曲『ペール・ギュント』のために書き上げた同名の組曲中の一曲。物語の主人公ペー ル・ギュントの財産を狙って誘惑しようとする砂漠の部族の酋長の娘アニトラの妖艶なダンスをアラビア風の旋律で表現しています。原曲は管弦楽曲ですが、ここでは日本を代表する作曲家大島ミチルによりオカリナとサックス・カルテットの五重奏に仕上げられています。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  6. アヴェ・マリア(バッハ/グノー)

    ピアニストにとっては聖典とも言える J.S.バッハの『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』から「前奏曲第1番ハ長調 BWV 846」のプレリュードを基に旋律を付け、ラテン語の聖句「アヴェ・マリア」を歌詞に用いて1859年にC・グノーが完成させた声楽曲でカッチーニ、シューベルトの作品とともに「三大アヴェ・マリア」と呼ばれ世界中で愛されています。オカリナとハープの天上の調べをお楽しみください。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  7. 涙のパヴァーヌ ~流れよわが涙~

    今から400年以上も前のルネサンス期にイギリスのリュート奏者ジョン・ダウランドが作曲したリュート独奏のための楽曲が「涙のパヴァーヌ」であり、後に歌詞をのせて発表した「流れよわが涙」は当時のヨーロッパで大流行しました。リュートは日本の琵琶とルーツを同じくする撥弦楽器で似た構造をしています。暖かく丸みを帯びたリュートと優美で気品あるオカリナの音色が当時を偲ばせます。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  8. 朝の祈り

    宗次郎は二十歳の頃にオカリナ奏者 火山久と出会い、初めて聴くその音色に感動し、火山の元でオカリナ演奏及び製作を学び始めます。ルネサンス音楽を愛していた師の元で教会音楽を数多く学んだ宗次郎が、カバー曲とともに2001年発表のアルバム「Ocarina Etude 4~ Church〜』に収録したオリジナル曲が「朝の祈り」です。伝統的宗教曲にも聴こえる本曲は、宗次郎の作曲家としての別の一面を覗かせてくれます。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  9. ブラームスの子守歌

    今日、J.S.バッハ、ベートーヴェンと共にドイツ音楽における三大Bとして並び讃えられているヨハネス・ブラームスが、友人の子供の誕生を祝して作曲した歌曲です。どこか南国の雰囲気を漂わせる独特の響きを持ったスティールドラムと「ミミソーミミソー」で始まるゆったりと包み込むようなオカリナによる二重奏は、まるでお母さんが、ゆりかごの中の赤ちゃんに優しく語りかけているようです。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  10. 庭の千草

    アイルランドに古くから伝わる民謡で、日本では1884年に文部省唱歌として取り上げられて以降、今日まで多くの人に愛されてきました。里見義による訳詞は言葉の上では冬枯れの庭に咲き残る白菊を歌ったものですが、実は愛する家族や友人たちに先立たれて残された人が健気に生きる姿を表現しています。宗次郎が奏でる唱歌の演奏は情趣に満ち溢れ、自然と詩の世界を想起させてくれます。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  11. 赤とんぼ

    三木露風の作詞、山田耕筰の作曲による、日本人なら誰もが知っている童謡の一つです。詞の内容は露風の実体験-5歳の時に両親が離婚することになり、以降母親とは生き別れて祖父の元で子守り奉公の姐やに面倒を見てもらうことになった-を基に書かれたと言われています。オカリナが奏でる郷愁を誘うこの旋律を聴くと、自然と「夕焼け小焼けの赤とんぼ」と口ずさみたくなってしまいます。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  12. 椰子の実

    1898年の夏、当時大学2年生だった柳田國男が渥美半島の先端に位置する伊良湖岬に滞在していた際に南の島から何年も旅をして漂い着いた椰子の実を見つけました。その感動を直に聞いた親友の島崎藤村が椰子の実に自らの生き方を重ね合わせ「名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の実ひとつ」で始まる詩を詠み上げました。穏やかで波のような美しいオーケストレーションが郷愁を誘います。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  13. この道

    詩は北原白秋が晩年に北海道を旅した時の思い出を元に書かれたもので、「あかしやの花」「白い時計台」という言葉からは札幌の街並みが連想されます。「五・七、二・四、五・七」の音数で構成されている詩に山田耕筰が一音符一音という形で曲をつけて旋律と日本語の語感を一致させているのも秀逸です。オカリナとマリンバの土と木の温もりを感じさせる音色に遠い日の記憶が蘇ります。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  14. 宵待草

    歌詞の元となった詩歌「宵待草」は、大正ロマンを代表する画家であり文筆家でもあった竹久夢二が、実ることのなかったひと夏の恋を、宵を待ってひっそりと咲く宵待草によせて詠ったものです。この詩に感動したヴァイオリン奏者多忠亮が曲をつけて楽譜が出版されると瞬く間に人気となりました。宗次郎自身の多重録音により、二人のオカリナ奏者が掛け合い演奏をしているように聴こえます。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  15. 朧月夜

    「故郷」「春が来た」「紅葉」など、多くの人々に親しまれている数多の名曲を手掛けた作詞家高野辰之と作曲家岡野貞一コンビによる唱歌の一つ。「八六」の統一されたリズムで視点の移り変わりを丁寧に表現した歌詞と、四小節毎のゆったりとした旋律が情景の遠近感を見事に表現しています。曲中に何度も笛を持ち替えて演奏する宗次郎ですがこの曲では一本のみで朗々と歌い上げています。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  16. まほろば

    2021年には『北海道・北東北の縄文遺跡群』としてユネスコ世界文化遺産に登録された日本最大級の縄文集落跡「三内 丸山遺跡」。そこに5,500年前に存在した人々をテーマに宗次郎が1998年に発表したオリジナル・アルバムが『まほろば』であり、その同名タイトル曲が本曲です。宗次郎のソングライティング能力が遺憾無く発揮されたこのメロディーは、あなたをいにしえの大地へと誘うことでしょう。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  17. 静かな地球の上で

    北半球の自然をテーマに2001年に宗次郎が発表したオリジナル・アルバム『静かな地球の上で」からの同名タイトル曲で、森・川・海・生き物たちの繋がりとそこで生きる人々への賛歌です。虫の音から始まる本曲は、自然音採集家として素晴らしい作品を数多く残した中田悟ーデビュー当時の宗次郎をサポートした素晴らしいドラマーでもありましたーと宗次郎のコラボレーション作品でもあります。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  18. 森の舞曲

    現在、宗次郎は茨城県常陸大宮市に 創作活動の拠点「Sojiro オカリーナの森」を構えています。そこで森に囲まれて尽きる事の無い自然との対話を続ける日々は、宗次郎に数々の創作テーマを与えてくれます。なかでも〈ダンス〉〈舞曲〉は取り上げることが多く、人々が寝静まった頃に動物達が月の下で楽しく活動している様を描いています。「森の舞曲」もそんな素敵なワンシーンを描いたものです。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  19. 天空のオリオン

    宗次郎のオリジナル曲でも一二を争う人気曲「天空のオリオン」。真冬の透き通った夜空に輝くオリオンを眺めていると宇宙の果てまで尽きる事なく心は広がって行きます。美しく瞬く星の光が地上に届くまで一体どのくらいの時間がかかるのだろうか?これまでも、これからも輝き続ける宙空に着想を得て書き上げられました。人気バンド『安全地帯』のギター奏者武沢豊が編曲を担当しています。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

  20. いにしえ~万葉のこころ

    万葉の時代の一風景を宗次郎が表現したオリジナル曲です。夜が明けて光が射し、いつもと同じように朝がやってくる日常、そこには時代は違えども現代と変わらない活き活きとした人々がいたことでしょう。オカリナは歌詞が伴わなくても聴き手の心の中に様々な景色を描きだすことの出来る安らぎの響きを持った楽器です。このアルバムが皆様の心の原風景に触れることが出来たなら幸甚です。

    【解説】小林健作 (有限会社 風音工房)

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