ジャズ | 夜に聴くジャズ~マイ・ファニー・ヴァレンタイン~ |
---|
商品名 | 夜に聴くジャズ~マイ・ファニー・ヴァレンタイン~ |
---|---|
発売日 | 2024年03月13日 |
商品コード | MIKI-4303/4 |
JANコード | 4571117356732 |
定価(税込) | 2,420円 |
収録時間 | DISC-1:77分28秒 DISC-2:76分30秒 |
チェット・ベイカー、マル・ウォルドロン、ビル・エヴァンス、ヘレン・メリル、ジョージ・ベンソンなど、巨匠たちによる名曲・名演でお届けするジャズの夕べ♪一日の疲れを癒してくれる心地よいジャズの調べに酔いしれる全23曲。
解説付
*=ライヴ録音
収録内容
1945年にバレエ音楽としてジョゼフ・コズマが作曲したメロディーに、ジャック・プレヴェールが詩を付けて出来たシャンソン。イヴ・モンタンやジュリエット・グレコが歌いヒットすると、1949年にアメリカに渡る。英語詩がつけられ、やがて多くのジャズ・ミュージシャンがカバーし、世界的なスタンダードになった。
演奏は、ジャズ・トランペット奏者として、マイルス・デイヴィスと人気を二分したチェット・ベイカーが、1974年に録音したCTIレーベルのスタジオ・アルバム『枯葉』からの1曲を収録。
解説:Toro
(Composed by Joseph Kosma / Arranged by Don Sebesky)
「あなたと夜と音楽が、私の欲望に火をつける」と、情熱的な愛を歌うこの楽曲は、1934年のミュージカル『リベンジ・ウィズ・ミュージック』のために書き下ろされた。「ザッツ・エンターテインメント」などでも知られる、ハワード・ディーツ作詩、アーサー・シュワルツ作曲のコンビでつくられた。演奏はアメリカ、ニューヨーク市出身のピアニストで作曲家のマル・ウォルドロン。
解説:Toro
(Composed by Arthur Schwartz)
デューク・ジョーダンはアメリカ、ニューヨーク市出身のピアニスト。サックス奏者のチャーリー・パーカーやスタン・ゲッツのサイドマンを務めるなど、演奏家として活躍した。 本曲は、1959年公開ジャンヌ・モロー主演のフランス映画『危険な関係』のテーマとして自身が書き下ろしたもの。演奏は、1994年の録音を収録。
解説:Toro
(Composed by Duke Jordan)
ビル・エヴァンスはアメリカ、ニュージャージー州出身のモダン・ジャズを代表するピアニスト。30年に満たない活動期間中に、リーダーとして50枚以上のアルバムをリリースし、
グラミー賞に18回ノミネートされ、7回受賞をしたレジェンド・アーティスト。本楽曲は、1962年にリリースしたアルバムのタイトル曲で、ビル・エヴァンスの友人でもあったアール・ジンダースが作曲した。
ここでは、CTIレーベルからリリースされた1970年度モントゥルー・ジャズ・フェスティバルの実況録音盤『モントゥルーⅡ』から収録。
解説:Toro
(Composed by Earl O. Zindars)
1943年の映画『サムシング・トゥ・シャウト・アバウト』の挿入歌として発表された、コール・ポーター作詩・作曲の楽曲。第16回アカデミー賞の歌曲賞にもノミネートされた。
1955年にヘレン・メリルとクリフォード・ブラウンによるアルバム『ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン』で歌われたことをきっかけに再注目され、ジャズのスタンダード・ナンバーになった。
演奏は、そのヘレン・メリルが1963年に日本で録音したアルバム『ヘレン・メリル・イン・トウキョウ』からの1曲を収録。
解説:Toro
(Written by Cole Porter / Arranged by Norio Maeda)
1944年に発表された、ピアニストのセロニアス・モンク作曲によるナンバー。トランペット奏者のディジー・ガレスピーやマイルス・デイヴィスなどの名だたるミュージシャンにも愛奏され、
最も多く録音されたジャズ・ナンバーのうちのひとつ。
サックス奏者デクスター・ゴードンが主演し、1986年に公開された音楽映画の『ラウンド・ミッドナイト』のタイトル曲としても使用された。
演奏は先述したピアニストで作曲家のマル・ウォルドロン。
解説:Toro
(Composed by Thelonious Monk)
アメリカ出身の名作曲家、ジョージ・ガーシュウィンが1935年に作曲したオペラ『ポーギーとベス』のアリア。作詩は原作『ポーギー』を執筆した、デュボーズ・ヘイワード。
第1幕の冒頭で、若い猟師の妻・クララが赤ん坊を抱いて歌う子守唄で、「夏の間は暮らしが楽になる 魚は飛び跳ね 綿花はよく育つ・・・」と未来への希望と子供の成長を祈る。
ジャズのみならず、ソウル、R&B、ロックといった幅広いジャンルで歌われるスタンダード楽曲。
演奏は、ピアニストのデイヴィッド・マシューズが率いる、マンハッタン・ジャズ・クインテット。
解説:Toro
(Composed by George Gershwin)
アメリカ、シカゴ出身のピアニスト兼作・編曲家のハービー・ハンコックの代表作のひとつで、1965年のスタジオ・アルバム『処女航海』のラストナンバーとして発表された。
ハービー・ハンコックは、「ウォーターメロン・マン」、「カンタロープ・アイランド」、「処女航海」など多くのジャズ・スタンダードを生み、現在でも精力的に演奏活動を行っている。
本作には、ベーシスト、ブライアン・ブロンバーグが2001年に発売したアルバム『Wood』収録の演奏を収録。
解説:Toro
(Composed by Herbie Hancock)
原題は、「Aquarela Do Brasi(l ブラジルの水彩画)」だが、英語圏では単に「ブラジル」と表記されることが多い。
1939年にブラジルの作曲家兼ピアニストのアリ・バホーゾが作曲したサンバの楽曲。その歌詩は、土地の成り立ちや風土、そしてブラジルへの愛を歌った、
ブラジル讃歌ともいえる内容で、ブラジルでは第二の国歌と言われる程に親しまれている。
演奏は、1950年代後半にジョアン・ジルベルト、ヴィニシウス・ヂ・モライスらと共にボサノヴァを創りだしたことでも知られる作曲家、
アントニオ・カルロス・ジョビンがCTIレーベルからリリースしたアルバム『ストーン・フラワー』からの1曲。
解説:Toro
(Written by Ary Barroso)
シンガー、ビリー・ホリデイの代表曲のひとつで、アーサー・ハーツォグ・ジュニアと共作した楽曲。
「自らが動いて得る者に 神の加護がありますように」と歌うが、これはビリーが自身の母親に借金を申し込んだ際に、けんもほろろに断られた出来事がきっかけで出来た楽曲と自伝に書かれている。
演奏は、アメリカ、デトロイト出身のギタリスト、ケニー・バレルが1971年にCTIレーベルからリリースしたアルバム『ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド』からの1曲。
解説:Toro
(Composed by Billie Holiday, Arthur Herzog Jr. / Arranged by Don Sebesky)
1953年にミュージカル『Carnival in Flanders(フランダースのカーニバル)』のために書かれたナンバー。このミュージカルは、興行的に失敗に終わりわずか6回のみ上演されて打ち切りに。
その後、1959年にフランク・シナトラがカバーするなどがきっかけで、広く歌われるようになりジャズのスタンダード・ナンバーとなった。
その歌詩では、愛を失った喪失感や、悲しみの気持ちを雨に例えている。
演奏は、アメリカ、インディアナポリス生まれで、1960年代以降の最重要トランペッターのひとり、フレディ・ハバードがCTIレーベルからリリースしたアルバム『ストレート・ライフ』からの1曲。
解説:Toro
(Composed by Jimmy Van Heusen)
オスカー・ハマースタイン2世作詩、シグマンド・ロンバーグ作曲により、1928年のオペレッタ『ニュー・ムーン』に書き下ろされたナンバー。
原曲はタンゴのリズムだったが、1940年ごろからアーティー・ショウ楽団などによりジャズでも演奏されるようになり、ジャズのスタンダード・ナンバーとなった。
演奏は、ベーシストのレッド・ミッチェル、ピアニストのトミー・フラナガン、アルトサックスのジェリー・ダジオンによるトリオ「コミュニケーション」によるニューヨークのライブ音源。
解説:Toro
(Composed by Sigmund Romberg)
ビル・エヴァンスのオリジナル楽曲で、その残したアルバムの中でも最高傑作とされる、『ワルツ・フォー・デビイ』 のタイトル曲。
本アルバムは、1961年にヴィレッジ・ヴァンガードで行ったライブを収録したアルバムだが、曲は、ビル・エヴァンスが1956年に作り、初リーダーアルバム
『ニュー・ジャズ・コンセプション』にソロ演奏で収録していた楽曲で、当時2歳だった姪のデビイに捧げられた。
演奏は、デイヴィッド・マシューズが率いるトリオの1987年録音アルバムからの1曲。
解説:Toro
(Composed by Bill Evans)
1937年にロレンツ・ハート作詩、リチャード・ロジャース作曲のコンビでつくられた、ミュージカル『ベイブス・イン・アームス(邦題:青春一座)』のナンバー。
1950年代頃より多数のジャズ・ミュージシャンに愛奏され、スタンダード・ナンバーとなった。ヴォーカル・トラックとしてはフランク・シナトラやチェット・ベイカー、
インストゥルメンタルとしては、マイルス・デイヴィスなど、名演が多数録音されている。
本アルバムには、マンハッタン・ジャズ・クインテットの演奏を収録。
解説:Toro
(Composed by Richard Rodgers)
アメリカ、ニューヨーク出身のピアニスト、バド・パウエルの自作曲で、1959年に発売されたスタジオ・アルバム『ザ・シーン・チェンジズ』 のオープニング・ナンバー。
日本での人気が特に高い楽曲で、ジャズ喫茶での定番楽曲だったほか、テレビ番組のテーマ曲、ビールや車のCMソングとして採用されてお茶の間でも親しまれた。
演奏は前トラックに続き、マンハッタン・ジャズ・クインテットの演奏を収録。
解説:Toro
(Composed by Bud Powell)
1937年のディズニーアニメ映画『白雪姫』の挿入歌。ラリー・モリー作詩、フランク・チャーチル作曲でつくられ、オリジナルは白雪姫の声優を担当したアドリアナ・カセロッティが歌唱している。
ジャズ・アーティストにも愛された本楽曲は、ビル・エヴァンス、マイルス・デイヴィス、オスカー・ピーターソンら、多数の録音が残されている。
本アルバムには、「ニューヨークのため息」と評されるハスキーな声が魅力のヴォーカリスト、ヘレン・メリルのヴォーカル・トラックを収録。
Disc1.5曲目と同様アルバム『ヘレン・メリル・イン・トウキョウ』からの1曲。
解説:Toro
(Lyrics by Larry Morey / Composed by Frank Churchill / Arranged by Norio Maeda)
アメリカ、ニュージャージー州出身のジャズ・トランペッター、ジョン・カリシ作曲のナンバー。
1949~50年に録音し、1957年に発売された、マイルス・デイヴィスの初期の名作『クールの誕生(Birth of the Cool)』に収録され、知られるようになった。
本アルバムには、Disc.1に収録された「ハウ・マイ・ハート・シングス」と同じく、ビル・エヴァンスによる1970年度モントゥルー・ジャズ・フェスティバルの実況録音を収録。
解説:Toro
(Composed by John Carisi)
アメリカ、サンフランシスコ出身のサックス奏者ポール・デスモンドが作曲。自身が在籍していたデイヴ・ブルーベック・カルテットの1959年にリリースされたアルバム『タイム・アウト』に収録され、
人気曲となった。曲名は、その楽曲が5/4拍子であることに由来している。
本アルバムには、CTIレーベルよりリリースされた、ギタリストのジョージ・ベンソンが1975年にカーネギーホールでおこなったライブを収録した『サマータイム 2001』の演奏を収録。
解説:Toro
(Composed by Paul Desmond)
アメリカ、フィラデルフィア出身のサックス奏者で作編曲家でもある、ベニー・ゴルソンが1956年に作曲。すぐに人気を得て、インストゥルメンタルで演奏されたのち、
レナード・フェザーが詩を追加し、1962年にアニタ・オデイが録音をしたことで、歌曲としても人気となった。
演奏は、トランペット、フリューゲルホルン奏者アート・ファーマーとギタリストのジム・ホールの名手2人による共演盤でCTIレーベルからリリースされた1978年録音のアルバム『ビッグ・ブルース』からの1曲。
解説:Toro
(Composed by Benny Golson)
1959年に上演され、1965年に映画化もされたミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』のナンバー。オスカー・ハマースタイン2世作詩、
リチャード・ロジャース作曲のコンビでつくられた。ジャズのスタンダード・ナンバーとしても人気があり、日本では鉄道会社の観光キャンペーンのCM楽曲としてもおなじみ。
本アルバムには、マンハッタン・ジャズ・クインテットの演奏を収録。
解説:Toro
(Composed by Richard Rodgers)
1896年にリヒャルト・シュトラウスが作曲した交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』は、フリードリヒ・ニーチェの同名の著作にインスピレーションを得たもの。 1968年の映画『2001年宇宙の旅』の導入部にも使用されているのでもおなじみだろう。そのメロディーをベースに大胆にアレンジをしたのが、ブラジル出身のキーボーディスト、デオダート。 1973年にCTIレーベルからリリースされたアルバム『ツァラトゥストラはかく語りき』は異例のヒットを記録し、初期クロスオーバー/フュージョン楽曲の代表作のひとつとなった。
解説:Toro
(Composed by Richard Strauss / Arranged by Eumir Deodato)
アメリカ、イリノイ州出身のピアニスト、ジョン・ルイスが自身所属の「モダン・ジャズ・カルテット」のオリジナル楽曲として、1955年発売のアルバム『ジャンゴ』に録音した楽曲。
タイトルからわかるように、ベルギー出身のギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトに捧げられた。
本アルバムでの演奏は、1982年にCTIレーベルより発売された、ギタリストのジム・ホール、フルートのヒューバート・ロウズ、チェット・ベイカーの共演アルバム『スタジオ・トリエステ』に収録された1曲。
解説:Toro
(Composed by John Lewis / Arranged by Don Sebesky)
ビリー・ホリデイの詩に、その伴奏を務めたピアニストのマル・ウォルドロンが曲を付けた楽曲。残念ながらビリー・ホリデイによる録音は残されていない。
1959年にビリー・ホリデイが亡くなると、彼女に捧げた作品として、そのヴォーカル部分をサックス奏者ジャッキー・マクリーンが演奏したアルバム『レフト・アローン』をリリースした。
本アルバムでの演奏は、同アルバムの演奏者2人が、アルバム『レフト・アローン』の続編として制作した1986年リリースのアルバム『レフト・アローン'86』に収録されたもの。
解説:Toro
(Composed by Mal Waldron)