国内アーティストガロ/ベスト・ソングス
ガロ/ベスト・ソングス
商品名 ガロ/ベスト・ソングス
発売日 2023年08月23日
商品コード DYCL-4094
JANコード 4547366627800
定価(税込) 2,200円
収録時間 76分18秒

初期のヒット「学生街の喫茶店」から後期の代表曲まで大野氏監修のベスト

メンバーで唯一今も活躍されているメインVoの大野氏本人自ら選曲、監修。ジャケット、収納写真も大野氏所有の未公開フォトを使う予定。曲も従来のベストでは収録されてない近年再評価されている後期ロック系の名曲や貴重なライブ音源も収録。


解説・歌詞カード付


収録内容


今回の選曲はGAROがデビューして解散までの数々のシングルのみならず、アルバムに収められた作品の中からも選んでみました。 大野真澄
  1. 学生街の喫茶店 [学生街の喫茶店/美しすぎて(シングル) (1972.11発売)]

    作詞:山上路夫 作曲:すぎやまこういち 編曲:大野克夫

  2. 美しすぎて [美しすぎて / 学生街の喫茶店 (シングル)(1972.6発売)]

    作詞:山上路夫 作曲:村井邦彦 編曲:飯吉馨

  3. ロマンス [ロマンス/二人だけの昼下り (シングル) (1973.8発売)]

    作詞:山上路夫 作曲:堀内編曲:大野克夫

  4. 散歩 [君の誕生日/散歩 (シングル)(1973.5発売)]

    作詞:山上路夫 作曲:村井邦彦 編曲:有馬すすむ

  5. 君の誕生日 [君の誕生日/散歩 (シングル) (1973.5発売)]

    作詞:山上路夫 作曲・編曲:すぎやまこういち

  6. 地球はメリーゴーランド [地球はメリーゴーランド/水色の世界(シングル)(1972.2発売)]

    作詞:山上路夫 作曲:日高富明 編曲:東海林修

  7. 涙はいらない [涙はいらない / 明日になれば (シングル) (1972.10発売)]

    作詞・作曲:堀内 護 編曲:宮本光雄

  8. 一人で行くさ [たんぽぽ/一人で行くさ (シングル)(1971.10発売)]

    作詞・作曲:日高富明 編曲:ガロ

  9. たんぽぽ [たんぽぽ/一人で行くさ (シングル) (1971.10発売)]

    作詞:大野真澄 作曲:堀内護 編曲:ガロ

  10. 憶えているかい [一枚の楽譜/ 憶えているかい (シングル)(1973.12発売)]

    作詞:山上路夫 作曲:村井邦彦 編曲:有馬すすむ

  11. 一枚の楽譜 [一枚の楽譜/ 憶えているかい (シングル) (1973.12発売)]

    作詞:山上路夫 作曲:村井邦彦 編曲:大野克夫

  12. ピクニック [ピクニック/西行き列車 (シングル)(1974.7発売)]

    作詞:山上路夫 作曲:堀内 護 編曲:深町純

  13. 喪失 [シングル・ファイル(1990.4発売)]

    作詞:山上路夫 作曲:村井邦彦

  14. ビートルズはもう聞かない [ビートルズはもう聞かない/惑(シングル)(1974.12発売)]

    作詞:松本隆 作曲:佐藤健 編曲:深町純

  15. 恋のゲーム [三叉路(1975.12発売)]

    作詞:大橋一枝 作曲・編曲:日高富明

  16. 仕事のあとは [三叉路(1975.12発売)]

    作詞 作曲 編曲:大野真澄

  17. 冬の花火 [三叉路(1975.12発売)]

    作詞・作曲・編曲:堀内 護 弦編曲:瀬尾一三

  18. 一本の煙草 [一本の煙草/ 吟遊詩人 (シングル)(1975.5発売)]

    作詞:阿久悠 作曲:荒木和作 編曲:松任谷正隆

  19. 吟遊詩人 [一本の煙草/吟遊詩人 (シングル)(1975.5発売)]

    作詞:阿久悠 作曲:日高富明、堀内 護 編曲:松任谷正隆

  20. 木馬 [GARO LIVE(1973.6発売)]

    作詞・作曲:堀内

  21. 時の魔法 [GARO LIVE(1973.6発売)]

    作詞・作曲:堀内 護

  22. 暗い部屋 [GARO LIVE(1973.6発売)]

    作詞・作曲:堀内 護



1971年4月の東京日比谷野外音楽堂

大野真澄

その日の出演者は僕らを除いては全てがエレキギターを携えた、いわゆるロックバンドばかりだった。ロックンロールという言葉というか表現が古くなりかけていた頃で、新たに「ロック」というジャンルが定着しつつあったロックの黎明期でもあったが、そんな時代の変わり目に野音は「ロックと言えば野音」と言われるようになっていた。

僕達はレコードデビューする半年ほど前だったが「GARO」として初めて野音のステージに立った。2台のアコースティックギターと僕の3人組。ほぼ満員の客席では僕らがセッティングを始めても無関心なざわめきが収まることはなく、ほとんどの客は、当時台頭してきていた「フォーク・ソング」を歌うグループが出てきたと思っていたんだろう。僕らが演奏を始めるまでは...。

曲は当時アメリカで大ブレイクしていたクロスビー、スティルス&ナッシュの「組曲:青い眼のジュディ」

そして僕らが唄い始めてしばらくすると客席のざわめきはすっかり消えて、約7分間の曲が終わるまで静かに唄に聴き入ってくれていた。が、演奏が終わるやいなや客席からは僕達もびっくりするほどの歓声と拍手を送ってくれた。ロックの野音での初めてのステージで僕達は受け入れられたんだということを実感できて最高に嬉しかった。

そして、その後もステージは続き中盤からは2人はエレキに持ち替え、ベースに小原礼、ドラムスに高橋幸宏を加えて他の出演者とほぼ同じスタイルでの演奏をしたが、客席からは何の違和感もないロックコンサートの乗りでお客さんも楽しんでくれた。それは、本当に素晴らしい体験だった。今でもあの日あの時の野音で起った奇跡のような時間は僕の頭から離れることはない。

そして今、この「ベスト・ソング」 集です。

今回の選曲はGAROがデビューして解散までの数々のシングルのみならず、アルバムに収められた作品の中からも選んでみました。中でも、⑲~㉒の作品は「GARO」本来の持ち味であるハーモニーをメインに した作品ですが、特にラスト3曲 (⑳~㉒) はライブ盤からのもので「GARO」 初期の頃に日比谷野音で演奏した時の雰囲気を感じてもらえたならば幸いです。

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