国内コンピレーション | 青春讃歌 ベスト~若者たち |
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商品名 | 青春讃歌 ベスト~若者たち |
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発売日 | 2024年04月10日 |
商品コード | MIKI-3173 |
JANコード | 4571117356756 |
定価(税込) | 2,200円 |
収録時間 | 77分05秒 |
友と一緒に歌ったあの頃が蘇る。ビリー・バンバン、ダークダックスたちの心豊かな歌唱で綴る名曲集。
歌詞・解説付
※一部マスターテープに起因するノイズ・音揺れ等が生じる場合がございます。予めご了承ください。
収録内容
オリジナルはフォーク・グループ、ザ・ブロードサイド・フォーが1966年にリリースしたシングル曲。テレビドラマ「若者たち」の主題歌として制作され、大ヒットした楽曲。同名映画も制作され、3部作が上映されたが、いずれもこの曲が主題歌として使用された。その後も教科書掲載や合唱曲に採用されるなど広く親しまれた。本アルバムに収録されているビリー・バンバンや加山雄三をはじめ、2014年には森山直太朗など多くのアーティストにも採り上げられている。
作詩:藤田敏雄 / 作曲:佐藤勝 / 編曲:高田 弘
フォーク・グループ赤い鳥が、1971年に「竹田の子守唄」のカップリング曲としてリリースした楽曲。作詩は「夜明けのスキャット」(由紀さおり)、「瀬戸の花嫁」(小柳ルミ子)などで知られる山上路夫、作曲は「ある日突然」(トワ・エ・モワ)、「エメラルドの伝説」(ザ・テンプターズ)などで知られる村井邦彦で、1970年にフェス出演のために用意され、フェス直前に出来上がった曲である。その後、歌声喫茶で愛唱され、フォークシンガー、やまがたすみこがカバーしたことなどでヒットし、1976年以降音楽教科書にも掲載されるなど、コーラスの定番曲としても広く親しまれる楽曲となった。
作詩:山上路夫 / 作曲:村井邦彦
リズムアレンジ / 赤い鳥、村井邦彦
ストリングス&ホーンアレンジ / 村井邦彦、川口 真
コーラスアレンジ / 赤い鳥、村井邦彦、川口 真、瀬尾一三
1967年にリリースされた森山良子のシングル曲。作曲は森山良子、作詩は文筆家の小薗江圭子。作詩の小薗江圭子は「うちのネコ ぼくのネコ」やアニメ番組「魔法使いチャッピー」の「魔法のワルツ」などを手掛けている。森山が訪れた画廊においてあったスケッチブックに書き留められた詩に触発されて出来上がった曲である。1970年代に入り、小学校の音楽教科書に採用され、1974年にNHK「みんなのうた」にも採り上げられるなどで全国的に広く親しまれる楽曲となった。
作詩:小薗江圭子 / 作曲:森山良子 / 編曲:服部克久
作詩は現代詩の詩人 山口洋子、作曲は東京キューバンボーイズのメンバーだった作・編曲家でピアニストの内藤法美。オリジナルはジェリー伊藤で朝のテレビ・ワイドショーの「今週の歌」で発表された楽曲。1970年にフォークデュオ、トワ・エ・モワがシングル曲としてリリースし、ヒット曲となった。同年に越路吹雪もシングル曲としてリリースした。その後もあべ静江、岩崎宏美、西城秀樹、吉幾三、さだまさしなど、多くのアーティストに愛唱されている楽曲である。本アルバムには、トワ・エ・モワの2015年録音盤が収められている。
作詩:山口洋子 / 作曲:内藤法美 / 編曲:吉川忠英
菅原孝と進による兄弟デュオ、ビリー・バンバンのデビュー曲として、1969年にリリースされた楽曲。この曲のヒットで、フォーク・ソングの代表的アーティストとして一躍注目される。2人は「バラが咲いた」や「空に太陽がある限り」などで知られる作曲家浜口庫之助門下生として研鑽を積んだ。作詩の小平なほみも同じく浜ロ門下生。ビリー・バンバンはその後も「さよならをするために」などをヒットさせ、解散~再結成を経て、2019年デビュー50周年を迎えた。兄弟それぞれ病に倒れるなど困難もあるが、現在も動画配信や新曲発表(2022年) などの活動を続けている。
作詩:小平なほみ / 作曲:菅原 進 / 編曲:森岡賢一郎
テレサ・テン「つぐない」や森昌子「哀しみ本線日本海」など多くのヒット曲で知られる作詩家の荒木とよひさが、1963-4年にかけて作詩・作曲した楽曲。荒木が学生時代に所属していた大学スキー部時代に、練習で骨折して新潟の病院に入院。その病床の窓から眺める、妙高高原の山なみの情景をモチーフに作られた曲。入院先の病院の看護師たちに聞かせたことをきっかけに口伝えで広まったという。1972年に初めてレコード化されたが、76年にラジオ番組で紹介され、多くの歌手によってレコード化された。その中でも本アルバムに収録されている芹洋子盤はミリオンセラーの大ヒットとなった。
作詩・作曲:荒木とよひさ / 編曲:青木 望
1966年にリリースされたダークダックスのシングル曲。NHKのテレビ番組「夢をあなたに」で歌唱され、同じく出演していたザ・ピーナッツもこの曲をシングルでリリースする競作曲となった。ダークダックス盤は同年の第17回〈NHK紅白歌合戦>に出場するなどヒットした。「銀色の道」は塚田茂の詩を受け取った作曲の宮川泰が、少年期を過ごした北海道紋別市を走る鉱山鉄道、鴻紋軌道に着想を得て生まれた楽曲である。
作詩:塚田 茂 / 作曲:宮川 泰 / 編曲:熊坂 明
1963年にリリースされた倍賞千恵子のシングル曲。昭和24年に「NHKラジオ歌謡」で小川静江の歌唱で広く知られるが、もともとは戦前、作曲家八洲秀章が病で失った恋人を偲び、当時住んでいた鎌倉の浜辺に想いをかさねて詠んだ和歌を元に、八洲の友人土屋花情が歌詩にしてできた楽曲。山田耕筰が気に入りラジオ歌謡で流したところ、問い合わせの電話が鳴りやまなかったという。本アルバムには、1971年6月に発売されたアルバム『さくら貝の歌-倍賞千恵子の日本の歌-』で録音されたステレオ盤が収録されている。
作詩:土屋花情 / 作曲:八洲秀章 / 編曲:小川寛興
1964年にリリースされたペギー葉山のシングル曲。作詩・作曲はペギーの青山学院高校の2年先輩にあたり、親交のあったジャズ・ミュージシャンの平岡精二。学生時代より親しかったペギーをモデルに作られた曲といわれる。1965年の第16回〈NHK紅白歌合戦〉にもこの曲で出場し、ミリオンセラーの大ヒット曲となった。歌詩に歌われる♪蔦の絡まるチャペルとは、青山学院 青山キャンパス内にあるベリーホールのことで、2009年には創立135周年を記念してこの曲の歌碑が建立され、ペギー葉山も式典に出席した。
作詩・作曲・編曲:平岡精二
大正時代、1917年ころにできた学生歌で、琵琶湖で修練を積んでいた第三高等学校(現在の京都大学)ボート部の小口太郎による琵琶湖周辺の風景を詠んだ詩を、作曲家吉田千秋によるメロディにのせて歌ったのが原曲とされる。1933年にレコード化され、第二次大戦後も多くの歌手に愛唱されたが、とりわけ1971年にリリースされた加藤登紀子盤は大ヒットした。合唱曲としても広く親しまれ、本アルバムにも1958年結成以来現在も活動する大ベテラン・コーラス・グループ、ボニージャックスによる1967年録音盤が収録されている。
作詩・作曲:小口太郎 / 編曲:小川寛興
1942年にミハエル・イサコフスキーが発表した詩が、歌曲として広まりロシア民謡として定着した楽曲。日本でも「カチューシャ」とともに〈うたごえ運動〉の広がりの中で多くの人々に愛唱され、1955年には東京新宿に歌声喫茶「ともしび」が開店し、運動のテーマ曲的な楽曲となっていった。ダークダックスは1956年にシングルでリリースし、1958年の第9回〈NHK紅白歌合戦〉でこの曲を歌唱している。本アルバムには1962年にリリースされたアルバム『ロシア民謡ハイライツ』からステレオ録音盤を収録している。
作詩:Mikhail Vasilevich Isakovskij
訳詩:楽団カチューシャ / ロシア民謡 / 編曲:寺島尚彦
1970年4月にシングルでリリースされ、50万枚のセールスを記録した岸洋子の代表曲。元々は倍賞千恵子のミュージカルのために作られた楽曲だったが、曲を聴いた彼女のたっての希望によりレコーディングされた。大ヒット曲になったものの、リリース年の1970年は病の為十分な活動ができなかった。翌1971年に春の選抜高校野球大会の入場行進曲に使用されるなどロングセラーとなり、岸洋子自身も病に打ち勝って、年末の第22回〈NHK紅白歌合戦〉に出場し、この曲を熱唱した。
作詩:藤田敏雄 / 作曲:いずみたく / 編曲:川口 真
「上を向いて歩こう」「こんにちは赤ちゃん」など多くのヒット曲を生んだ、永六輔作詩、中村八大作曲のコンビによる楽曲。オリジナルは1962年にリリースされたジェリー藤尾のシングル曲。1970年10月にスタートし、現在も続くテレビ番組「遠くへ行きたい」のテーマ曲としてデューク・エイセス、さだまさし、森山良子、一青窈など多くの歌手によって愛唱されている。本アルバムには「出発の歌」や「だれかが風の中で」のヒットで知られるシンガー・ソングライター、上條恒彦が1974年にリリースしたアルバム『遠くへ行きたい』からのタイトル曲を収録。
作詩:永六輔 / 作曲:中村八大 / 編曲:前田憲男
原曲は昭和16年ごろに宇田博の作詩・作曲歌として、旧制旅順高等学校の寮歌として愛唱された楽曲。第二次大戦後にも歌声喫茶で広く親しまれた。1961年(昭和36年) にボニージャックスがレコード化してヒット。他に俳優・歌手の小林旭や、和田弘とマ ヒナスターズなども同年にシングル・カットしている。小林旭盤は翌1962年に封切られた彼の〈渡り鳥シリーズ〉の映画『北帰行 渡り鳥北へ帰る』の主題歌にもなった。本アルバムには、再びシングルとしてリリースされた1971年録音盤が収録されている。
作詩・作曲:宇田 博 / 編曲:若松正司
オリジナルは、俳優でシンガー・ソングライターでもある森繁久彌の作詩・作曲・歌唱による楽曲。元々は1960年に発表された「オホーツクの舟唄」に森繁自身が新たに詩を改編したもので、森繁自身も1962年の第13回〈NHK紅白歌合戦〉にこの曲で出場している。1965年に森繁は「しれとこ旅情」としてシングルカットした。さらに1970年に加藤登紀子が「知床旅情」としてシングル・リリースすると、シングル・チャート1位のヒットとなり、翌1971年にこの曲を収録したアルバム『日本哀歌集』はアルバム・チャート7週連続1位、売上140万枚を越える大ヒットとなった。
作詩・作曲:森繁久彌 / 編曲:竹村次郎
1961年にリリースされた仲宗根美樹のシングル曲。オリジナル曲の制作・放送をするラジオ番組で発表された。作詩は「哀愁列車」(三橋美智也)、「心の窓にともし灯を」(ザ・ピーナッツ)で知られる横井弘、作曲は「北の漁場」(北島三郎)、「女の駅」(大月みやこ)で知られる櫻田誠一。当初はシングル「雨の花園」のカップリング曲であったが、歌声喫茶で愛唱されるようになり、AB面を入れ替えて再発売され大ヒット、ミリオンセラーを記録した。桑野みゆき主演、仲宗根美樹も出演する同名映画も制作され翌年公開されている。本アルバムには1971年のステレオ録音盤を収録。
作詩:横井 弘 / 作曲:櫻田誠一 / 編曲:高田 弘
1975年にリリースされた布施明のシングル。作詩・作曲の小椋佳はシンガー・ソングライター兼銀行勤務会社員の二刀流であった。シングル・チャートでは5週連続1位を記録し、第17回日本レコード大賞ほか数多くの歌謡祭で軒並み大賞に輝いた、布施明 最大のヒット曲である。同年の第26回〈NHK紅白歌合戦〉にも出場。その後1990年、2000年出場時もこの曲を歌唱している。レコード売上もミリオンセラーとなり、その後も石原裕次郎、中森明菜、八代亜紀など多くのアーティストに愛唱されている。
作詩・作曲:小椋佳 / 編曲:萩田光雄
1964年にリリースされた岸洋子のシングル。作詩は岩谷時子、作曲はいずみたく。オリジナルは1963年に放送されたTVドラマの主題歌「夜明けの唄」として坂本九が歌っていた。フランスのシャンソンやイタリアのカンツォーネなど洋楽流行歌を中心に歌っていた岸洋子が、日本でのコンサートのために日本語曲を求められ歌うことになった。この曲のヒットで1964年の第15回〈NHK紅白歌合戦〉に出場、1969年の第20回〈NHK紅白歌合戦〉にも出場してこの曲を歌唱し、「希望」と並ぶ彼女の代表曲となった。
作詩:岩谷時子 / 作曲・編曲:いずみたく
1978年にさとう宗幸のデビュー曲としてリリースされたシングル曲。歌詩に[杜の都]とあるように、仙台城(青葉城)の城下町の風景を織り交ぜた失恋抒情歌である。作詩は星間船一、作曲はさとう宗幸で、1977年にさとうが担当する地元仙台のFMラジオ番組の〈作詩・作曲コーナー〉に送られてきた星間の詩がきっかけで誕生した楽曲。地元仙台からじわじわとヒットし、やがて全国でも火が付きミリオンセラーの大ヒット曲となった。ダークダックスもシングルでリリースしたほか、石川さゆり、森昌子、五木ひろしなど多くのアーティストに愛唱されている。
作詩:星間船一 / 作曲:さとう宗幸 / 編曲:石川鷹彦
1961年にリリースされたダークダックスのシングル曲。1940年ころに作られたが、作者不詳のまま戦後の歌声喫茶で流行した楽曲で、1961年にダークダックスや多摩幸子&和田弘とマヒナスターズ、菅原都々子らの競作でレコード化された。ダークダックスのここの曲は川地民夫・松原智恵子主演の映画「北上夜曲」の主題歌として使用されヒットした。歌詩を手掛けた菊池規の実家に近い岩手県奥州市の北上川流域の情景がモチーフになっている。
作詩:菊地 規 / 作曲:安藤睦夫 / 編曲:前田憲男
1971年にリリースされた倍賞千恵子のシングル。作詩は水森かおり「釧路湿原」市川由紀乃「海峡氷雨」などで知られる木下龍太郎、作曲は倍賞千恵子「下町の太陽」の作曲者でもある江口浩司。オリジナルは1963年にヴォーチェ・アンジェリカがリリースしシングル曲で、歌声喫茶などで広く愛唱されており、1971年に倍賞千恵子や菅原洋一がシングルでリリースし、それぞれヒットした。2012年「男はつらいよ」シリーズでおばちゃん役だった女優 三崎千恵子さんの告別式で、弔辞の後、“三崎さんが大好きだった歌”として倍賞千恵子がアカペラで献歌した曲でもある。
作詩:木下龍太郎 / 作曲:江口浩司 / 編曲:小川寛興
1972年にリリースされたビリー・バンバンのシングル曲。テレビドラマ「3丁目4番地」の主題歌で、シングル・チャートの1位を記録する大ヒット曲となった。作詩は「3丁目4番地」にも出演している俳優の石坂浩二、作曲は連続テレビ小説「おしん」など数々のドラマ劇伴音楽や西田敏行「もしもピアノが弾けたなら」などを手掛けた坂田晃一。ビリー・バンバンはこの曲で同年の第23回〈NHK紅 白歌合戦〉にも出場した。本アルバムでは1993年にリリースされ、テレビ番組テーマや焼酎のCM曲として使用され、リバイバル・ヒットしたニュー・バージョンを収録している。
作詩:石坂浩二 / 作曲:坂田晃一 / 編曲:岸村正実