映画音楽 | スクリーン・ミュージック・ベスト |
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商品名 | スクリーン・ミュージック・ベスト |
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発売日 | 2009年09月23日 |
商品コード | MIKI-4059 |
JANコード | 4571117352215 |
定価(税込) | 2,619円 |
収録時間 | 73分52秒 |
「風と共に去りぬ」「雨に唄えば」「大いなる西部」などの名作映画を想い起こすと、その名場面と共に頭の中に流れ出すメロディ・・・想い出の映画音楽は心に、耳に、刻まれているものです。傑作映画音楽が数多く生まれた時代の名作より厳選された、全20曲をお楽しみください。
収録内容
1939年作品で、日本公開は戦後の'52年。カラーでの公開は'61年。マーガレット・ミッ チェルのベストセラー小説の映画化で、映画史上屈指の傑作。監督ヴィクター・フレミング、キャストはヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル、レスリー・ハワード、オリヴィア・デ・ハヴィランドなど。作品賞、監督賞などアカデミー賞8部門で受賞。南部の田園風景の詩情をただよわせた主題曲を作曲したのはマックス・スタイナー。
指揮:沼尻竜典 日本フィルハーモニー交響楽団 (Conductor: Ryusuke Numajiri, Japan Philharmonic Orchestra)
第2次大戦下のモロッコの首都カサブランカ。反ナチ運動の指導者を中心に描かれる恋、憎悪、そして友情・・・・・。監督はマイケル・カーティス、主演にハンフリー・ボガートとイングリット・バーグマンというコンビ。音楽監督はレオ・F・フォーブスタイン、作曲はマック ス・スタイナーだが、主題曲の「時の過ぎゆくまま」は、1931年にハーマン・ハプフェルドによって作曲・作詞され、ルディ・ヴァレーのレコードがヒットした。1943年のアメリカ映画。
指揮:沼尻竜典 日本フィルハーモニー交響楽団 (Conductor: Ryusuke Numajiri, Japan Philharmonic Orchestra)
1958年作で、同年日本公開。東部から来た男ジムを中心に西部の因習と新時代の到来を描いた西部讃歌。グレゴリー・ペック、キャロル・ベイカー、チャールトン・ヘストン、ジ ーン・シモンズ、バール・アイヴスなどが出演。監督はウイリアム・ワイラー。ジェローム・モロスのダイナミックな音楽が雰囲気を大きく盛り上げた。
ベール・ベルナール・オーケストラ (Robert Bernard Orchestra)
1955年作で同年日本公開。ジェームス・ディーンの名を一躍有名にした作品。旧約聖書のカインとアベルの物語を第一次大戦中のカリフォルニアにおきかえ、三世代の歴史としたスタインベックの小説から、最後の一世代にしぼって映画化したエリア・カザン監督の不朽の名作。共演はジュリー・ハリス、レイモンド・マッセイ、ジョー・ヴァン・フリートなど、レナード・ローゼンマン作曲の主題曲は大ヒット、エヴァーグリーンとなっている。
ロンドン・フィルム・フェスティヴァル・オーケストラ (London Film Festival Orchestra)
1953年作で同年日本公開。西部劇呼び物の早射決闘とホームドラマを両立させた上、ワイオミングの自然景観までとり入れた詩情溢れる秀作で、監督はジョージ・スティーヴンス。出演はアラン・ラッド、ジーン・アーサー、ヴァン・ヘフリン、ブラントン・デ・ワイル ド、ジャック・パランスなど。ヴィクター・ヤングの雄大な旋律も映画にマッチ、主題歌は大ヒットした。
スクリーン・ポップス (Screen Pops)
1961年米。監督:ロバート・ワイズ、ジェーロム・ロビンス。音楽: レナード・バーンスタイン。出演: ナタリー・ウッド、リチャード・ベイマ 一、ジョージ・チャキリス、リタ・モレノ他。ブロードウェイの大ヒット・ミュージカルの映画化で、『ロミオとジュリエット』の舞台をNYのスラムに置き換えている。モダンなダンス、ロック感覚のナンバーが画期的との評判を呼び、作品・監督・ミュージカル音楽などで10本のオスカー獲得。
ロンドン・フィルム・フェスティヴァル・オーケストラ (London Film Festival Orchestra)
1952年米。1927年、無声映画黄金時代のハリウッド。ドン(ジーン・ケリー)とリーナ(ジーン・ヘーゲン)のふたりは、今をときめく大スター。しかしドンは、リーナのキーキー声が、気に入らなかった。そのリーナの歌を吹き替えにすることにして、キャシー(デビー・レイノルズ)を起用することにしたドンだが ・・・・・。ヴォードビルの舞台から、モダンバレーに至る数々の踊りのナンバーが全編に繰り広げられるミュージカル映画史上に残る傑作。
ロンドン・フィルム・フェスティヴァル・オーケストラ (London Film Festival Orchestra)
タイトル曲を始め、すべてのナンバーが親しみやすいミュージカルで、おそらく作詞オスカー・ハマースタイン2世=作曲リチャード・ロジャースの数ある名作の中でも一番輝いている。1959年にブロードウェイで上演され、ロバート・ワイズ監督により6年後に映画化。アカデミー賞では作品、監督、録音、編曲、編集の5部門で受賞。
日本フィルハーモニー交響楽団 (Japan Philharmonic Orchestra)
1964年作で同年日本公開のフランス映画。オペラのようにセリフを全部歌にしたジャック・ドミー監督、ミシェル・ルラン音楽によるユニークなミュージカルで、歌は朗詠調になっている。出演はカトリーヌ・ドヌーヴ、ニーノ・カステルヌオーヴォ、アンヌ・ヴェルノン、マイク・ミシェルほかで全員歌手による吹きかえ。カンヌ映画祭グランプリ受賞。多くのナンバーのうち、別れのシーンでジュヌヴィエーヴ (ドヌーヴ)が歌う曲がテーマ曲として有名になった。
フィルム・グランド・オーケストラ (Film Grand Orchestra)
1968年英・伊。監督:フランコ・ゼフィレッリ。音楽: ニーノ・ロータ。主演:オリビア・ハッセー、レナード・ホワイティング、ローレンス・オリビエ他。シェイクスピアの原作はさまざまな形で映画化されているが、この作品では17歳のオリビアが史上最年少のジュリエットを演じ、可憐な容姿で一躍アイドル・スターに。哀感漂うメロディの中にやさしさが感じられるテーマ曲も好評を博した。アカデミー撮影賞・衣装デザイン賞獲得。
ナターレ・マッサーラ指揮 ミラノ交響楽団 (Orchestra Sinfornica di Milano Conducted by Natale Massara)
1953年米。監督:ウィリアム・ワイラー。音楽:ジョルジュ・オーリック。出演:オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック他。ヨーロッパ旅行に出掛けた某国の王女は自由の空気が吸いたくて、ローマ訪問中ひとり町へ飛び出す。そして、偶然知り合った新聞記者と恋に落ちる。ローマの観光名所で見せるオードリーの可憐さと気品、別れのシーンのさわやかさなど、すべてがすばらしい。彼女は米映画初主演でオスカーを獲得。
スクリーン・ポップス (Screen Pops)
1964年米作、同年日本公開。バーナード・ショウの戯曲をミュージカル化。ブロードウェイで7年間にわたるロングランとなったミュージカルの映画化。監督はジョージ・キューカ一。オードリー・ヘプバーン、レックス・ハリスン、スタンリー・ホロウェイという魅力的キャストで大ヒット、アンドレ・プレヴィンがアカデミー編曲賞を受賞。「踊りあかそう」をはじめフレデリック・ローの作曲したナンバーは「君住む街角」「教会に間に合うように行ってくれ」など、すぐれた曲が多い。
ロンドン・フィルム・フェスティヴァル・オーケストラ (London Film Festival Orchestra)
1961年作で同年日本公開。トルーマン・カポーティのベストセラー小説をブレイク・エドワーズ監督が映画化したロマンティック・コメディで、ニューヨークの名所めぐりを楽しませた。オードリー・ヘプバーン、ジョージ・ペパードが主演、共演はパトリシア・ニール、マティン・バルサム、ミッキー・ルーニー。主題歌「ムーン・リヴァー」で大ヒットを放ったヘンリー・マンシーニはアカデミー作曲賞と主題歌賞を獲得。
指揮: 竹本泰蔵、 日本フィルハーモニー交響楽団 (Conductor: Taizou Takemoto, Japan Philharmonic Orchestra)
シチリア島の小さな村の映画館パラダイス座。映画好きの少年サルバトーレは、老映写技師アルフレードを幼い時から慕い、ある日失明した彼に代わって映写を引き受ける。少年と映写技師との友情を通して映画への愛をうたいあげた感動作。カンヌ映画祭審査員特別大賞受賞作。ここに収録のメインテーマを中心としたこの映画のスコアは映像と非常に密接な関係を築いており、その美しい旋律が始まると人々の心にえも言われぬ感動を呼び起こします。
アナスタシア・チェボタリョーワ (Anastasia Chebotareva)
1970年英。イギリスのパブリック・スクールに通う少年少女の恋の物語を描いた作品。思春期特有の初々しい感性をさわやかなタッチで描いた。ワリス・フセイン監督、アラン・パーカー脚本。ビージーズによるテーマ・ソング「メロディ・フェア」もヒット。
フィルム・グランド・オーケストラ (Film Grand Orchestra)
1970年米、'71年日本公開。四季のニューヨークをバックに、名門御曹子とイタリア系移民の娘の恋と別れを描いたベスト・セラー小説の映画化。監督アーサー・ヒラー、ライアン・オニールとアリ・マックグロウの主演。年間セールス世界1位を記録。フランシス・レイの音楽はアカデミー賞作曲賞を獲得、主題歌も世界で記録的なヒットとなった。
スクリーン・ポップス (Screen Pops)
1952年作で'53年日本公開のフランス映画。ルネ・クレマン監督は少年少女を主人公に詩情豊かな反戦映画の傑作を生んだ。主演はブリジッド・フォーセイとジョルジュ・ブージュリーでヴェネツィア映画祭グランプリとアカデミー外国映画賞を受賞。スペイン民謡のロマンスを使ったナルシソ・イエペスのギターによる主題曲は、今なお広く愛聴されている。
ナルシソ・イエペス (Narciso Yépes)
1949年作で日本公開は'52年。敗戦直後の連合軍4ヵ国管理下のウィーンを舞台にしたサスペンス・スリラーの名作。キャロル・リードが監督した英国映画で、ジョセフ・コットン、オーソン・ウェルズ、アリダ・ヴァリ主演。哀愁と雰囲気をみごとに生かしたカメラワークとウィーンのチター奏者アントン・カラスの演奏する曲が映画を一層盛り上げた。カンヌ映画祭グランプリを受賞。
ツィター:アントン・カラス (Zither: A. Karás)
1962年作で'63年に日本で公開。第一次大戦中、ドイツと結び中近東を支配を目論むトルコからアラブを守るため、反乱を指導して英雄と敬愛された英国の元考古学者T.E.ロレンスの波乱に満ちた半生を描いてアカデミー作品、監督、作曲、色彩撮影など7賞を獲得した秀作。デヴィッド・リーン監督、主演ピーター・オトゥール。美しさに満ち、スペクタクルな迫力の映画に似合うロマンの香り高 いスケールの大きな音楽を書いたのは、モ ーリス・ジャール
指揮: 竹本泰蔵、 日本フィルハーモニー交響楽団 (Conductor: Taizou Takemoto, Japan Philharmonic Orchestra)
1968年作で同年日本公開。SF映画最高の傑作、愚作と諸説を生んだ話題の超大作。スタンリー・キューブリックの監督で、ケア・ダリ 一、ゲイリー・ロックウッドなどが出演。音楽担当はなく、現代音楽を中心にクラシックの作品が使用され、特にタイトル・バックとラスト・シーンに使われた「ツァラトゥストラはかく語りき」が印象的で、この曲を一躍、一般的にした。
指揮: 竹本泰蔵、 日本フィルハーモニー交響楽団 (Conductor: Taizou Takemoto, Japan Philharmonic Orchestra)