映画音楽 | クラシカル・シネマ・サウンド-101ストリングス・オーケストラが奏でる映画音楽- |
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商品名 | クラシカル・シネマ・サウンド-101ストリングス・オーケストラが奏でる映画音楽- |
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発売日 | 2015年02月11日 |
商品コード | MIVE-4155/6 |
JANコード | 4571117353991 |
定価(税込) | 2,420円 |
収録時間 | DISC-1:53分16秒 DISC-2:52分49秒 |
「ティファニーで朝食を」「サウンド・オブ・ミュージック」はじめ、「ある愛の詩」「風と共に去りぬ」などの名画を彩ったメロディを、『101ストリングス・オーケストラ』による名演でお届けします♪
※古い音源を使用しておりますので、一部にお聴き苦しい箇所がございますが、オリジナルマスターテープによるものです。ご了承ください。
収録内容
1957年、ドイツのハンブルクでハンブルク交響楽団のメンバーを中心に、英国のミラー・インターナショナル社が結成。目的は映画音楽、ポピュラー・ヒット曲からクラシック音楽や民族音楽までの幅広いジャンルを、弦楽器を中心に据えたアレンジで、より聴き易い音楽を世界に贈り届けることでした。初代指揮者ウィルへルム・シュテファン、編曲者モンティ・ケリー、ロバート・ローデンやヨーゼフ・カーンなどが参加した壮大なプロジェクトです。
名前の通り101名の弦楽器奏者に木管金管パーカッションその他を加えると140名を有に超える世界最大のオーケストラとなりました。
その音楽はたちまちLPやラジオ、テレビを通じて人気オーケストラになり、各地の舞台にと引っ張りだこ。
1964年に、米国のアルシャイア・インターナショナルに買収され、活動のベースがロンドンに移りました。
メンバーはロンドン交響楽団が中心であったが、前のハンブルク時代からのメンバーも残り、結局広く欧州全域から参加、音楽も必然的にインターナショナル・サウンドになります。録音総曲数は約3千曲。
全世界から人気は相変わらず高く、配信時代の現在、お店が極端に少なくなったとは言え、どこの国のショップでもCDが置かれております。
日本では1963年からLPが発売され、特にシングル盤のようなヒットが無いものの、その幅広いレパートリーは多くの人を魅了しています。
本アルバムは、戦前から1970年代までの、多くの人の心に深く染み込んだ、そしてこれからも末長く愛聴されること請け合いの、正に永遠不滅の映画音楽に焦点を当てております。
1939年アメリカ。監督ヴィクター・フレミング、音楽マックス・スタイナー主演ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲイブル。
当時としては空前の400万ドルを投じて制作された3時間37分の超大作映画。南北戦争ですべてを失った女性スカーレット・オハラが逆境にもめげず、健気に逞しく生きる様を描いたもの。雄大で抒情溢れたタラのテーマですが、タラとは舞台となったジョージア週アトランタ市郊外の地名。映画音楽永遠の古典と言えます。
【解説】脇田信彦
M.Steiner
1955年アメリカ。監督ヘンリー・キング、音楽アルフレッド・ニューマン、主演ウィリアム・ホールデン、ジェニ ファー・ジョーンズ。
香港の病院で働く女医とアメリカの新聞記者との愛の物語、所謂メロドラマ。当時の楽曲タイトルは“恋はすばらしきもの”となっていましたが、今では映画の題がそのまま使用されています。この雄大な旋律を書いたのはポール・フランシス・ウエブスター(作詞)とサミー・フェイン(作曲)です。アンディウイリ アムスやフランク・シナトラ他が歌い、マントヴァーニ他多くのオーケストラのレパートリーになっています。
【解説】脇田信彦
S.Fain・P.F.Webster
1965年アメリカ。監督ヴィンセント・ミネリ、音楽ジョニー・マンデル、主演エリザベス・テイラー、リチャード・ バートン。
米西海岸の海辺に住む女流画家と、その息子が通う神学校の校長との罪深い愛の物語。ポール・フランシス・ウエブスター作詞によるこの曲は、ジャズ畑出身のマンデルならではのもの憂い旋律となり大ヒット、見事アカデミー主題歌賞に輝きました。
【解説】脇田信彦
J. Mandel・P.F.Webstar
1942年アメリカ。監督マイケル・カーティス、音楽マックス・スタイナー、レオ・F・フォーブステイン、主演ハンフリー・ボガード、イングリッド・バーグマン。
第二次世界大戦時アフリカのモロッコの大きな商業都市カサブランカで繰り広げられた愛とサスペンスの物語。タイトルの曲はハーマン・ハプフェルドが1931年に作詞作曲し、当時のミュージカルに使われましたが、この映画の中で再び歌われて大ヒットしました。映画も1942年のアカデミー作品に輝きました。
【解説】脇田信彦
H.Hupheld
1940年アメリカ。監督マーヴィン・ルロイ、音楽ハーバート・ストサート、主演ヴィヴィアン・リー、ロバート・テイラー。
話は古く第一次世界大戦時のロンドンで起きたバレリーナと大尉との恋愛悲劇を描き、世界の女性の涙を誘ったやるせない物語。別れのワルツの作曲はストサートとなっていますが、原曲はスコットランドの伝承音楽“蛍の光(Auld Lang Syne)”。映画ではヴァイオリンを中心とした小さな楽団の演奏をバックに二人が踊ります。
【解説】脇田信彦
Arr: R.W.Lowden
1962年アメリカ。監督ブレーク・エドワーズ、音楽ヘンリー・マンシーニ、主演ジャック・レモン、リー・レーミック。
夫婦そろって飲酒に明け暮れたあげくの涙のお話。ジョニー・マーサー作詞のこの曲は、マンシーニが指揮する合唱団によるサウンドトラック盤のヒットもさることながら、アンディ・ウイリアムス、ジュリー・ロンドン、フランク・シナトラ、ペリー・コモ他が競って歌い、あっという間にスタンダード曲になりました。1962年度アカデミー主題歌賞に輝く。
【解説】脇田信彦
Mancini・Mercer
1961年アメリカ。監督ブレーク・エドワーズ、音楽ヘンリー・マンシーニ、主演オードリー・ヘプバーン、ジョー ジ・ペパード。
ニューヨークの同じアパートに住む根なし草のような若い男女の恋愛を爽やかなタッチで描き、ヘプバーンが一躍大スターになった作品。この作詞もジョニー・マーサーで音楽もヒット。1961年度のアカデミー主題歌賞を獲得。コーラス入りのマンシーニ楽団の演奏も大当たり、アンディ・ウイリアムスは自らのTVショウのオープニング・ナンバーにした。
【解説】脇田信彦
J.Mercer・H.Mancini
1964年アメリカ。監督ジョージ・キューカー、音楽監督アンドレ・プレヴィン、主演オードリー・ヘプバーン、レックス・ハリスン。
元は1956年ブロードウェイで7年間も連続公演となったヒット・ミュージカルを映画化したものです。発音が酷いロンドン下町娘を、一生懸命その矯正に勤める先生との温かいお話。この曲を書いたのはフレデリック・ロー(作曲)とアラン・ラーナー(作詞)の名コンビ。アンドレ・プレヴィンは1964年度アカデミー編曲賞に輝きました。
【解説】脇田信彦
F.Loewe・A.J.Lerner
1957年アメリカ。監督ビリー・ワイルダー、音楽担当フランツワックスマン、主演オードリー・ヘプバーン、ゲイ リー・クーパー。
パリでチェロの勉強をしている娘が巻き起こすファシネーションに溢れた甘くてエレガントな恋の物語。主題曲の「魅惑のワルツ」はこの映画の為に書かれたものではなく、1904年にイタリアのフェルモ・ダンテ・マルケッティが“ジプシーのワルッ”として書いたもの。パーシー・フェイス・オーケストラの演奏が当り、ナット・キング・コールの歌も大当たり。
【解説】脇田信彦
Malchetti / Arrs: E.L.Jefe・Huckridge
1963年アメリカ。監督スタンリー・ドーネン、音楽ヘンリー・マンシーニ、主演オードリー・ヘプバーン、ゲーリー・グラント。
お洒落なオードリー・ヘプバーンが繰り広げるスリルとサスペンス一杯の映画。コンビのジョニー・マーサーの作詞で歌われたアンディ・ウイリアムス、ジュリー・ロンドン。そしてマンシーニ自身のサントラ 盤も大当たりでした。なお、“シャレード”とは謎解きのジェスチャーゲームの事です。
【解説】脇田信彦
J.Mercer・H.Mancini
1959年フランス・ブラジル合作。監督マルセル・カミュ、音楽アントニオ・カルロス・ジョビン、ルイス・ボンファ、主演ブレノ・メロ、マーペッサ・ドーン。
カンヌ映画祭グランプリ作品。“オルフェの歌”を書いたのはギタリストのルイス・ボンファ。リオデジャネイロの有名なカーニバルを背景に黒人社会を描いたこの映画が、ブラジ ルのサンバを世界に広めたといえます。アントニオ・カルロス・ジョビンもメロディーを多々提供、音楽満載の映 画で、ここからボサ・ノバが始めて出てきたと言われています。
【解説】脇田信彦
Luiz Bonfa・Arr.: Mattew Naughtin
1949年イギリス。監督キャロル・リード、音楽アントン・カラス、主演ジョセフ・コットン、オーソン・ウェルズ。
第二次世界大戦直後のウイーンを舞台に繰り広げられるサスペンス感漂う作品。カンヌ映画祭グランプリを獲得。主人公の名前をとって“ハリー・ライムのテーマ”とも呼ばれています。ウイーンの街角の一介のチター奏者だったにすぎないアントン・カラスがこの映画の音楽を任されて一躍世界の人になりました。
【解説】脇田信彦
A.Karas
1959年アメリカ。監督ウィリアム・ワイラー、音楽ミクロス・ローザ、主演チャールトン・ヘストン、ジャック・ ホーキンス。
製作費1500万ドル、撮影10カ月3時間32分の大作。ローマ圧政下のエルサレムの豪族の息子ベン・ハーが、勇敢に立ち向かう生きざまをスペクタクル感一杯に描いた大河ドラマ。ローザは古代音楽にも造詣が深く、この映画にはピッタリの人。作品賞、監督賞、音楽賞他全部で11部門のアカデミー賞に輝きました。
【解説】脇田信彦
M.Rozsa
1960年アメリカ。監督ジョン・スタージェス、音楽エルマー・バーンスタイン、主演ユル・ブリンナー、スティー ブ・マックイーン他。
アメリカとの国境が近いメキシコの農村が舞台。悪党どもの略奪に苦しむ農民が7人のガンマンを雇い自衛のために戦うお話。黒沢明監督「七人の侍」のリメイクです。バーンスタインの壮大なテーマ曲は文句のない傑作です。大当たりのサントラ盤の他に、ギターのアルカイオラ楽団やマントヴァーニ・オーケストラの十八番曲でもあります。
【解説】脇田信彦
E.Bernstein
1958年アメリカ。監督ウィリアム・ワイルダー、音楽ジェローム・モロス、主演グレゴリー・ペッグ、チャールトン・ヘストン他。
アメリカ西部での、二つのファミリーの怨念や対決を下に、これから到来する雄大な西部の新しい夜明けを描いた映画。ジェローム・モロスの音楽は、まさに疾走する馬車、一転して眼前に広がる広大な平原をいやが上にも連想させる描写音楽とも言えます。
【解説】脇田信彦
J.Moross
1962年アメリカ。監督デヴィッド・リーン、音楽モーリス・ジャール、主演ピーター・オトゥール、アレック・ギネス他。
英陸軍エジプトカイロ司令部ロレンス中尉の波乱に満ちた半生を描いた作品です。音楽を担当したジャールはフランス人ですが、この作品を契機にリーン監督とのコンビ4作品が出ました。打楽器を効果的に使ったこの楽曲は見事にアカデミー劇音楽賞を受賞しています。
【解説】脇田信彦
Maurice Jarre
1965年アメリカ。監督デヴィッド・リーン、音楽モーリス・ジャール、主演ジェラルディン・チャップリン、オマー・シャリフ他。
時はロシア革命、誠実を絵に描いたような医者のジバゴの二人の女性への愛を格調高く描いた感動映画。ララという女性のテーマには、その後英歌詞が付けられ “Somewhere my love” としてポピュラー曲となり、アンディ・ウイリアムス、ロバート・グーレ他多くの歌手が取り上げました。これもアカデミー音楽賞獲得。
【解説】脇田信彦
M.Jarre
1968年イタリア・イギリス。監督フランコ ゼッフィレリ、音楽ニーノ・ロータ、主演レナード・ホワイティング、オリビアハッシー。
17世紀前後のイギリスの作家シェークスピアの古典恋愛悲劇を、現代感覚で包み、明るく新鮮に甦らせた名作映画です。この旋律は、これ以前にも“道”“甘い生活”他で映画音楽を多く書いたロータ絶頂期の音楽です。“What is a youth”という英歌詞が付いています。
【解説】脇田信彦
N.Rota
1961年アメリカ。監督ラバート・ワイズ、音楽レナード・バーンスタイン、主演リチャード・ベイマー、ナタリー・ウッド他。
こちらも、舞台をニューヨークの下町においた現代版“ロミオとジュリエット”ではありますが、シェークスピアとは違いアメリカが抱える様々な社会問題を、音楽と踊りで描いたミュージカル映画の大傑作です。この曲、映画の中ではアパートの非常階段で、主役の男女がデュエットしたものです。
【解説】脇田信彦
L.Bernstein・S.Sondheim
1956年アメリカ。監督ウォルター・ラング、音楽監督アルフレッド・ニューマン、主演デボラ・カー、ユル・ブリンナー。
1951年ブロードウェイで初演、大ヒット・ミュージカルの映画化です。19世紀のタイ王室が舞台。イギリスから教育係としてやってきた女性と王様との葛藤や心の交流を描いた心暖まる作品です。この音楽を書いたのは名コンビ、リチャード・ロジャース(曲)とオスカー・ハマースタインIII(詞)。アカデミー・ミュージカル音楽賞受賞。
【解説】脇田信彦
L:Oscar Hammerstein II / M:Richard Rodgers
1965年アメリカ。監督ロバート・ワイズ、音楽監督アーウィン・コスタル、主演ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー。
これも1959年年ブロードウェイで初演、大ヒット・ミュージカルの映画化です。母を亡くし、厳格な父親の下で育つ7人の子供たちのオーストリアでの成長と、ナチス・ドイツとの葛藤を描いた傑作です。この音楽も前曲と同じコンビによるものです。アカデミー編曲賞受賞。
【解説】脇田信彦
Traditional / Arr.: E.L.Jefe・Huckridge
1964年フランス。監督ジャック・ドミュー、音楽ミシェル・ルグラン、主演カトリーヌ・ドヌーブ、ニーノ・カステルヌォーボ。
普通の台詞は一切なしの全編音楽でまとめられた、いわばオペラのようなミュージカル映画からの主題曲です。港町シェルブールでのあまりにも悲しい恋愛劇の為に、約90分の音楽を全部作曲したのが奇才の誉れ高いルグラン、そして全編にわたる歌詞はドゥミュ監督。この主旋律はあちこちに断片的にでてきますが、別れのシーンでいっきょに流れ、観る者の涙をとめどなく流させました。主人公のカトリーヌ・ドヌーブの吹き替えで全編歌ったのがダニエル・リカーリでした。I Will Waite For Youの英語詞が付いて多くの歌手が歌っております。カンヌ映画祭 グランプリ作品。
【解説】脇田信彦
M.Legland
1968年アメリカ。監督ノーマン・ジェイソン、音楽ミシェル・ルグラン、主演スティーブ・マックイーン、フェイ・ダナウエイ他。
当時としてはかなり進んだ新感覚で描かれた愛欲と頭脳の限りをつくした窃盗の娯楽映画。アカ デミー主題歌賞を獲得したこの曲の作詞は売れっ子のバーグマン夫妻によるもので、ノエル・ハリソンが劇中で歌い、大ヒット。他にダスティスプリングフィールドの歌やヘンリー・マンシーニ楽団他多くのポピュラー、ジャズ系のアーティストが取り上げています。
【解説】脇田信彦
Bergman・Legrand
1970年アメリカ。監督アーサー・ヒラー、音楽フランシス・レイ、主演ライアン・オニール、アリ・マックグロー。
映画のキャッチフレーズ“愛とは決して後悔しないこと・・・”と共に映画と音楽が爆発的に当りました。不治の病のため25歳で世を去った女性との悲しくも美しい恋愛劇。音楽は、それまでフランス映画に携わってきた レイが始めてアメリカ映画に挑戦しました。ピアノコンチェルト風の主題曲はアカデミーオリジナル作曲賞を獲得。たちまち歌詞が付けられアンディ・ウイリアムス他多くの歌手に歌われ大ヒット。
【解説】脇田信彦
F.Lai
1972年イタリア。監督ベルナルド・ベルトリッチ、音楽ガトー・バルビエリ、主演マーロン・ブランド、マリア・シュナイダー。
パリのアパートでの、中年男と金持ちの若い娘との耽溺の世界を描いた衝撃の問題作。アルゼンチン生まれのジャズ・テナー・サックス奏者、バルビエリが書いたテーマ曲はけだるいタンゴ。映画も音楽も大当たりでした。
【解説】脇田信彦
G.Barbieri・D.Previn
1965年イギリス。監督テレンス・ヤング、主演クロディーヌ・オージェ、アドルフ・チェリ。
殺しの番号“007”を持つ英国秘密情報局員ジェームスボンドを主人公としたイアン・フレミング作シリーズ小説の映画化で、これは4作目。この曲は作詞ドンブラック、作曲ジョン・バリーによるもので、映画のタイトルバックではトム・ジョーレンズが歌っていました。
【解説】脇田信彦
D.Black・J.Barry
1973年アメリカ。監督ジョージ・ロイ・ヒル、音楽マーヴィン・ハムリッシュ、主演ポール・ニューマン、ロバー ト・レッドフォード他。
1936年のシカゴが舞台。尊敬崇拝する師匠を殺された若者が復讐に立ち向かう新鮮な喜劇。この曲は1902年にスコット・ジョプリンによって書かれたピアノのためのラグタイム(これはブルースのように音楽ジャンルを現す用語)をマーヴィン・ハムリッシュが新たに編曲したもの。ジョプリン時代にはあまり注目されなかったようですが、この映画をきっかけに大当たりとなりました。
【解説】脇田信彦
S.Jorlin / Arr.:E.L.Jefe, M.Huckridge
1969年アメリカ。 監督ジョージ・ロイ・ヒル、音楽バート・バカラック、主演ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード他。
1890年代アメリカ西部での、実際に存在した強盗団の抗争を描いたもので、新感覚の西部劇、と当時は言われました。この曲は映画の中で使用された曲で、作曲バカラック、作詞ハル・デビッドの名コンビが書きました。アカデミー主題歌賞に輝いたこの曲を歌っているのがB・J・トーマス、全米ヒットチャートでも4週連続1位の大ヒットでした。
【解説】脇田信彦
B.Bacharach・H.David
1976年アメリカ。監督フランク・ピアソン、主演バーブラ・ストライザンド、クリス・クリストファーソン他。
この映画は1937年同名映画の3度目のリメイクです。それまでは映画業界が舞台だったのですが、ここでは音楽業界に置換わっています。主演のストライザンドが詞を書き、ポール・ウイリアムスがメロディーを書き、且つ彼女自らが歌い、アカデミー音楽賞に輝いたこの曲は全米1位にもなりました。「エバーグリーン」という別のタイトルも付いています。各種のヴォーカルは勿論ジャズ、シンフォニー、ピアノ、室内楽など、様々なスタイルで演奏されています。
【解説】脇田信彦
Streisand・Williams
1973年アメリカ。監督シドニー・ポラック、音楽マーヴィン・ハムリッシュ、主演バーブラ・ストライザンド、ロバート・レッドフォード。
時は1940年代、政治信条の違う男女の出会い、結婚、当時の社会的背景の影響を受けての二人の亀裂が描かれています。主演のストライザンドが歌ったこの曲は、作曲がハムリッシュ、作詞はバーグマン夫妻が書いたもの。アカデミー主題歌賞を受賞、ビルボード誌1974年シングル年間ランキング第1位を記録しました。
【解説】脇田信彦
A.Bergman・M.Bergman・M.Hamlisch
1977年アメリカ。監督マーティン・スコセッシ、音楽ジョン・カンダー、フレッド・エップ、主演ロバート・デニーロ、ライザ・ミネリ。
ニューヨークを舞台に繰り広げられる、サックス奏者の男と歌手志望の女との悲しく切ない愛の物語です。カンダーとエップが作詞作曲したこの曲は、主演女優のミネリに歌われ大ヒット。なんでも包み込み、無限の可能性を秘めたニューヨーク讃歌とも言えます。
【解説】脇田信彦
F.Ebb・J.Kander
1972年アメリカ。監督フランシス・フォードコッポラ、音楽ニーノ・ロータ、主演マーロン・ブランド、アルパ チーノ他。
アメリカの巨大犯罪組織マフィアの内幕の人間模様を大胆な描写で描いた傑作。ロータが、ゴッドファーザーの故郷シチリア島の雰囲気を醸し出す見事な旋律を書いてくれました。その直後にラリー・クジーク がSpeak Softly Love という英語詞を付け、アンディ・ウイリアムス他多くの歌手が競って歌いました。
【解説】脇田信彦
Nino Rota
1976年アメリカ。監督ジョン・G・アヴィルドセン、音楽ビルコンティ、主演シルヴェスター・スタローン、タリア・シャイア他。
なかなか勝利に恵まれない冴えないフィラデルフィアのボクサーが、ある出会いをきっかけにメキメキと頑張るアメリカン・ドリーム映画です。映画も音楽も世界で大ヒット、日本ではブラス・バンンドの定番曲にもなっています。脚本も自ら手掛けたスタローンも当然瞬く間に大スター、以後“ランボー・シリーズ”にも登場しました。
【解説】脇田信彦
Conners-Robbins-Conti
1977年アメリカ。監督ジョージ・ルーカス、音楽ジョン・ウイリアムズ、主演ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー。
遥か彼方の宇宙で繰り広げられる冒険活劇シリーズとして始まった1作品目のテーマ曲です。映画も、そして壮大なシンフォニー音楽も大ヒット。ウイリアムズ自身のサントラ盤はもちろん、ズービン・メータ指揮やエリック・カンゼル指揮の演奏盤も人気です。
【解説】脇田信彦
John Williams
Licensed by Americana songs Inc. Shonan