ワールドミュージックHeartful Gospels ハートフル ゴスペル
Heartful Gospels ハートフル ゴスペル
商品名 Heartful Gospels ハートフル ゴスペル
発売日 2014年05月07日
商品コード MIWM-4141
JANコード 4571117353724
定価(税込) 2,200円
収録時間 70分15秒

愛に癒される。豪華アーティストによるゴスペルソング決定盤!!


歌詞・対訳・解説付


収録内容


  1. ハレルヤ! (ヘンデルのメサイア) / チャカ・カーン、グラディス・ナイト、ヴァネッサ・ウィリアムス、パティ・オースティン、ジェフリー・オズボーン、ステファニー・ミルズ、TAKE6、サウンズ・オブ・ブラックネス、アンドレ・クラウチ、エドウィン・ホーキンズ、ジョー・サンプル他

    参加アーティストの豪華さに目を奪われるこの曲は、ヘンデルの名曲「メサイア」をソウル、ゴスペルのミュージシャンがアレンジして再演した1992年のアルバム「ヘンデルのメサイア~ソウルフル・セレブレーション/クインシー・ジョーンズ・スーパー・プロジェクト』のラストを飾っていた壮大な楽曲。広がりを感じさせるイントロから、弾けるようなビートへと一気につながる展開がとてもスリリングだ。力強いコーラスワークにも、ゴスペル特有の高揚感がはっきりと反映されている。リードを歌い継いでいく後半の展開が最大の聴きどころだ。ゴスペルとしての太い主軸を保ちつつ、一般のリスナーにも訴えかける素晴らしい仕上がり。

    【解説】印南敦史

  2. オーハッピー・デイ/エターナル

    イギリス人女性3人組ヴォーカルグループのエターナルが歌うのは、エドウィン・ホーキンス・シンガーズによる1969年の全米大ヒット曲で、その後ゴスペルのスタンダードとして定着した。当時この曲を聴いたビートルズのジョージ・ハリスンが感銘を受けて彼のヒット曲「マイ・スウィート・ ロード」を作曲したことは有名なエピソードとなった。この曲を世に広く知らしめたのは1993年の映画『天使にラブ・ソングを2』の挿入歌として使用されてからのことだ。

    【解説】

  3. 愛と幸福の時/TAKE 6 (with スティーヴィー・ワンダー)

    日本でも人気のコーラスグループ、TAKE6。洗練されたジャジィなサウンドで美しく完璧なハーモニーを聴かせるこの曲は、多彩なゲストを迎えた94年のアルバム『ジョイン・ザ・バンド』からのもの。心が洗われるような、穏やかでスピリチュアルな空気が素晴らしい。リード・ヴォーカルはスティーヴィー・ワンダー、ピアノはハービー・ハンコック。

    【解説】染野芳輝

  4. アイ・ビリーヴ・アイ・キャン・フライ / ヨランダ・アダムス(デュエット・ウィズ・ジェラルド・レヴァート)

    オリジナルは、R.ケリーの1998年作『R.』から誕生した名曲。ヨランダが2001年に発表したアルバム『エクスペリエンス~ゴスペル・ライヴ』中、この曲のカヴァーはオープニングとラストに2ヴァージョン収録されている。クワイアーをバックに堂々たるヴォーカルを聴かせる前者も素晴らしいが、ここに収録された後者もきわめて重要。レヴァートのフロントマンとして一時代を築き上げたものの、2006年に40歳の若さで世を去ったヴォーカリスト、ジェラルド・レヴァートとの濃厚なデュエットなのだ。熱気に満ちた両者のヴォーカルが、真正面からぶつかりあうさまは圧巻。

    【解説】印南敦史

  5. オーヴァージョイド / ボーイズ・クワイアー・オブ・ハーレム (with ディアンジェロ)

    グループ名どおり、68年にNY セントラル・ハーレムの教会で結成された少年合唱団を母体とするボーイズ・クワイアー・オブ・ハーレムは、ゴスペルを通じて社会に貢献することを目指す少年合唱団。ヒップホップのビートを取り入れたこの曲は94年のアルバム『SOUND OF HOPE 』(96年の『UP IN HARLEM』にも収録)からのもので、ニュー・クラシック・ソウルの旗手、ディアンジェロがデビュー前に手がけた作品としても注目された。

    【解説】染野芳輝

  6. ホールディング・オン・トゥ・ユー / マーガレット・ベル

    デトロイト出身のマーガレット・ベルは「ゴスペル界の実力派ディーヴァ」ことヴァネッサ・ベル・アームストロングの妹。同郷出身のビービー・ワイナンズとカラオケボックスで歌ったカセット・テープをマーヴィン・ウォーレン(元TAKE 6)が気に入ったことからデビューとなった。伸びやかなヴォーカルが心地良いこの曲は、91年の1stアルバム『オーヴァー&オーヴァー』収録。

    【解説】鈴木啓志

  7. 小さな願い / アレサ・フランクリン

    いわずと知れたソウル・クイーンである彼女もバリバリのゴスペル出身。この曲は、ポップ史でも屈指のソングライト・コンビであるバカラック&デイヴィッドによるもので、ディオンヌ・ワーウィックがヒットさせた約半年後にカヴァーしたものだが、その後はむしろ女王の代表曲のひとつとして広く愛聴されてきた。また、彼女が人種を超えて注目されるアーティストになっていく契機になった曲としても知られている。ここでは得意のゴスペル唱法を控えめにすることで、なめらかだがキレのある曲の起伏を前面へと押し出して、深い印象をもたらしているように思う(つけくわえるならここでの彼女の歌い方は、ゴスペルでの場合よりもカジュアルな "pray" のニュアンスも反映していたのかもしれない)。('68年:アルバム『アレサ・ナウ』より)

    【解説】山田圭

  8. いつか自由に/ダニー・ハサウェイ

    ああ、ダニー・ハサウェイ。個人的なことで恐縮だが、僕は滑らかで魂のこもったこの人の歌を聴くと、心がどんどん裸になっていくのを感じてしまうのだ。ニュー・ソウルムーヴメントが熱く高揚した73年に発表された名盤『愛と自由を求めて』収録のこの曲は、ブラックコミュニティに向けて優 しく、力強く希望を歌いかけた名曲。ソウルという大衆音楽の世界でゴスペルに通じる精神性を高らかに歌った彼の特質を、よく表している。

    【解説】染野芳輝

  9. ヘヴン ヘルプ・アスオール / ザ・スティールズ

    ファミリー・ゴスペル・グループ、スティールズの93年のアルバム『ヘヴン・ヘルプ・アス・オール』のアルバム・タイトル・トラック。ヴォーカルのみによるアカペラ・ナンバーで家族という強みを生かした息のあった重厚なコーラスを聴かせてくれる。

    【解説】Jun Yoshida

  10. ノーバディ・エルス・ライク・ユー / アンドレ・クラウチ

    70年代より活躍しモダンなゴスペルクワイアーの礎を築き上げたアンドレ・クラウチが94年にクインシー・ジョーンズのレーベル「クエスト」より発表したアルバム『マーシー』収録のこの曲は、クルセイダーズのジョー・サンプルのピアノが印象的だ。

    【解説】Jun Yoshida

  11. ハート・アンド・ソウル / ワイナンズ

    デトロイトのクリスチャン家庭に育ったマーヴィン、カルヴィン、ロナルド、マイケルの4兄弟からなるザ・ワイナンズは、ゴスペル界の重鎮アンドレ・クラウチに才能を認められ、1981年にデビューを果たした大物(いうまでもなく、ビービー&シーシー・ワイナンズはこの4人の下の弟と妹)。この曲は、1995年作「ハート・アンド・ソウル」のタイトル曲。ゆったりしたグルーヴに乗せ、卓越した歌唱力を存分に味わえる。

    【解説】印南敦史

  12. スプレッド・ラヴ / TAKE 6

    フロントマンのクロード・マックナイト(ブライアン・マックナイトの兄)が、アラバマ州のクリス チャン・カレッジで1980年に結成した「ジェントルメンズエステート・カルテット」を母体に持つTAKE 6は、ゴスペルを基盤としながらジャズ、R&B、ポップスなどの要素を柔軟に盛り込んだ親しみやすい音楽性がポイントだ。1989年以来、グラミー賞を幾度となく受賞している。これは1988年のファースト・アルバム『TAKE 6』から生まれた代表曲のひとつ。彼らの持ち味を凝縮したような、シンプルで親しみやすいアカペラ・ナンバーに仕上がっている。

    【解説】印南敦史

  13. サンキュー / ビービー・ワイナンズ

    ワイナンズ・ファミリーの一員であるビービー・ワイナンズは、妹のシーシーとのデュオ、ビービー&シーシー・ワイナンズとして活躍してきた実力派。この曲は97年末に発表した初のソロ「ビービー・ワイナンズ」からのもの。ハウスシーンの売れっ子、マスターズ・アット・ワークが作り出すクールな躍動ともいうべきサウンドに乗った、力強く温かい声が実にいい。

    【解説】染野芳輝

  14. ザット ネーム / ヨランダ・アダムス

    1988年にデビューしたヨランダ・アダムスは、これまでに4枚のスタジオ・アルバムとライヴ・アルバム1枚を残しているヴォーカリスト。圧倒的な歌唱力の持ち主であると同時に、広い視野をも備えている点がポイント。ゴスペルの基本を踏まえつつも、ジャズ、R&B、ヒップホップなど様々なスタイルとも柔軟に融合できる人なのである。そして、そんな姿勢がわかりやすく提示されているのがこの曲。エレクトラ・レーベルから1999年に発売され、グラミー賞"Best Contemporary Soul Gospel Album"を筆頭に多くの賞を受賞したヒット・アルバム『Mountain High・・・Valley Low(邦題『オープン・ マイ・ハート』)』収録曲である。

    【解説】印南敦史

  15. アメイジング・グレイス / ボーイズ・クワイアー・オブ・ハーレム(with ジェラルド・アルブライト)

    日本においても最も有名なゴスペル・ナンバーを唄うのは、全世界にその名を知られたボーイズ・クワイヤー・オブ・ハーレム。天使のような歌声によるコーラスワークと美しく優雅にアレンジされたサウンドがゆったりと溶け合っている。サックスをプレイしているのは、ベイビーフェイスのアルバムにも参加しているジェラルド・アルブライト。

    【解説】Jun Yoshida


歌詞・対訳はオリジナル作品から転載しており、楽曲によっては掲載されたものと一部異なる歌唱と なっている場合がございます。予めご了承ください。

一部マスター・テープに起因するノイズや歪みなどが生じる場合があります。予めご了承ください。

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