ワールドミュージックホーリー・ゴスペル
ホーリー・ゴスペル
商品名 ホーリー・ゴスペル
発売日 2015年11月11日
商品コード MIWM-4174
JANコード 4571117354264
定価(税込) 2,200円
収録時間 78分34秒

聖なる祝福をあなたに。豪華アーティストによるゴスペル名曲で心温まるひとときを♪


歌詞・対訳・解説付


収録内容


  1. ハレルヤ! (ヘンデルのメサイア) / チャカ・カーン、グラディス・ナイト、ヴァネッサ・ウィリアムス、 パティ・オースティン、 ジェフリー・オズボーン、 ステファニー・ミルズ、 TAKE6、 サウンズ・オブ・ ブラックネス、アンドレ・クラウチ、エドウィン・ホーキンズ、ジョー・サンプル他

    参加アーティストの豪華さに目を奪われるこの曲は、ヘンデルの名曲「メサイア」をソウル、ゴスペルのミュージシャンがアレンジして再演した1992年のアルバム「ヘンデルのメサイア~ソウルフル・セレブレーション/クインシー・ジョーンズ・スーパー・プロジェクト』のラストを飾っていた壮大な楽曲。広がりを感じさせるイントロから、弾けるようなビートへと一気につながる展開がとてもスリリングだ。力強いコーラスワークにも、ゴスペル特有の高揚感がはっきりと反映されている。リードを歌い継いでいく後半の展開が最大の聴きどころだ。ゴスペルとしての太い主軸を保ちつつ、一般のリスナーにも訴えかける素晴らしい仕上がり。

    【解説】印南敦史

  2. カムクローサー・トゥ・ミー/アンドレ・クラウチ

    Misiaをはじめとしたの日本人アーティストの他、スティーヴィー・ワンダー、ボブ・ディラン、TAKE 6、故エルヴィス・プレスリーにまで強い支持を受けた "モダン・ゴスペル界の大御所" ことアンドレ・クラウチ。ゴスペル界において常に革新的な歴史を作ってきた彼はL.A. 近郊のクライスト・メモリアル・チャーチの牧師としても活躍している。クリスタル・マーデンのヴォーカルをフィーチャーしたこの曲は98年度Dove賞(ベスト・コンテンポラリー・ゴスペル・アルバム) 受賞の最新アルバム『PRAY~神への祈り』より。

    【解説】鈴木啓志

  3. ザ・リターン/シルク

    キース・スウェットのレーベルからデビューを果たしている男性5人組ヴォーカルグループ、シルクの99年発表のサード・アルバム『トゥナイト』収録のメローなスロー・ナンバー。美しいハーモニーと際立つソロ、90年代を代表するヴォーカル・グループによる極上録音。

    【解説】Jun Yoshida

  4. アイ・ビリーヴ・アイ・キャン・フライ/ヨランダ・アダムス(デュエット・ウィズ・ジェラルド・レヴァート)

    オリジナルは、R.ケリーの1998年作『R.』から誕生した名曲。ヨランダが2001年に発表したアルバム『エクスペリエンス~ゴスペル・ライヴ』中、この曲のカヴァーはオープニングとラストに2ヴァージョン収録されている。クワイアーをバックに堂々たるヴォーカルを聴かせる前者も素晴らしいが、ここに収録された後者もきわめて重要。レヴァートのフロントマンとして一時代を築き上げたものの、2006年に40歳の若さで世を去ったヴォーカリスト、ジェラルド・レヴァートとの濃厚なデュエットなのだ。熱気に満ちた両者のヴォーカルが、真正面からぶつかりあうさまは圧巻。

    【解説】印南敦史

  5. トゥルー・トゥ・マイセルフ/エリック・ベネイ

    5人兄弟の末っ子として、ウィスコンシン州ミルウォーキーの音楽一家に生まれ育ったエリック・ベネイ。ブラック・ミュージックのみならず、ビートルズやジャーニーに至るまで幅広い音楽のベースを持つ男だ。1996年にワーナー・ブラザーズからデビューした彼は、同時期に話題を呼んでいた ニュー・クラシック・ソウル”の重要人物として瞬く間に認知されることに。しかし同傾向のアーティストのなかではもっともゴスペルのニュアンスを感じさせた。この曲は、そのデビュー作『トゥルー・トゥ・マイセルフ』のタイトルトラック。繊細かつ壮大な、極上のミディアム・ナンバーだ。

    【解説】印南敦史

  6. イノセント・サイド/サイーダ・ギャレット

    現在はブラン・ニュー・ヘヴィーズのヴォーカリストとして活躍するサイーダ ギャレットは、マイケル・ジャクソンとの共演をきっかけに一躍注目され、88年にアルバム『キス・オブ・ライフ』でデビューしたシンガー。彼女も若き日には教会でゴスペルを歌いながらプロのシンガーを目指していた。そんなバックグラウンドを感じさせる、なかなかの歌唱ではないだろうか。

    【解説】染野芳輝

  7. ハッピー・デイ/ビービー・ワイナンズ feat.デビー・ワイナンス

    ローカルヒットからゴスペル史上に残る大名曲となったエドウィン・ホーキンスによるモダン・ゴスペルのスタンダード・ナンバーを唄うのは、ゴスペル一家出身のビービー・ワイナンズ。豪華ゲストを迎えて制作された97年発表の「ビービー・ワイナンズ」収録でこの曲ではデビー・ワイナンズをフィーチャー。

    【解説】Jun Yoshida

  8. イン・マイ・ソングス/ジェラルド・レヴァート

    「アイ・ビリーヴ・アイ・キャン・フライ」でも熱唱を聴かせてくれているジェラルド・レヴァート。70年代に大活躍したコーラス・グループ、オージェイズのリード・ヴォーカリストであるエディ・レヴァートを父に持ち、80年代中期にレヴァートの中心的存在として活躍した人物。90年代後半からはキース・スウェット、ジョニー・ギルとのユニットであるLSGのメンバーとしても活躍した、熱く情感豊かな表現力を持ったヴォーカリストである。そんな彼が死の直前の2006年11月に作り上げた最終作が、翌年2月リリースの10作目『In My Songs』。このバラード・ナンバーはオープニング曲で、ゴスペルのベースを持つ彼らしい、重厚な歌いっぷりを堪能できる。

    【解説】印南敦史

  9. ユニヴァーサル・ラヴ/ワイナンズ

    80年代から活躍するコンテンポラリー・ゴスペル・グループであるワイナンズは、ゴスペル界では最も有名な一家のひとつ。この曲はゴスペルでは珍しいファルセット(裏声)での歌唱が実に美しいナンバーだ。

    【解説】荘治虫

  10. ピープル・ゲット・レディ/TAKE6

    ゴスペルを基盤としたヴォイス・ハーモニーを洗練して、他と一線を画す表現を確立したTAKE 6は、ボーイズIIメンをはじめとするR&Bグループ潮流のひとつを生んだ存在でもある。この曲は、やはリゴスペルを基点に独自のメッセージ・ソングを歌いつづけたソウル史に残る偉人、故カーティス・メイフィールドが、インプレッションズ時代に歌った名曲中の名曲(ボブ・マーリーの有名な「ワン・ラヴ」のもとになったことでも知られる)。それぞれがマイクを回しながらコーラスとのコール&レスポンスを交わしていくパフォーマンスは、人々ひとりひとりが希望を、と語りかけるこの曲のメッセージをからだで表すかのようでもある。('02年:アルバム『ビューティフル・ワールド』より)

    【解説】出田圭

  11. テイク・マイ・ハンド・プレシャス・ロード/キャンディ・ステイトン

    70年代サザン・ソウルの最重要シンガーのひとりがこのキャンディ・ステイトン。彼女は10歳にしてプロのゴスペル・グループの一員となったという経歴をもつ。彼女は80年代に再びゴスペルの世界へと戻っていくが、これは世俗のシンガーだった78年のアルバム『House Of Love』からの一曲。とはいえ、これはまったくのゴスペル・ナンバー。トーマス・A・ドーシーの代表作で、30年代以来、ゴスペルの定番中の定番という名曲でもある。教会のヴァイブをそのまま運んでくるかのようなピアノとオルガンをバックに、ハスキーな声で身をひき絞るように歌うキャンディは圧巻。迫力のバック・ヴォーカルには、あのアンジェラ・ウィンブッシュも参加しているということだ。

    【解説】出田圭

  12. ロード・ヘルプ・ミー/ダニー・ハサウェイ

    カーティスと並んで、70年代ソウルの最重要人物のひとりに数えられるダニー・ハサウェイ。祖母がゴスペルシンガーだったという彼は、幼少より祖母と同じステージにあがり、人前でゴスペルを歌っていたが、並行して身につけたクラシックの素養をもとに、やがてゴスペルを独自の次元に展開していく(そういった意味ではTAKE6の大先輩にあたる)。アレサ・フランクリンも歌った73年の名曲 "Someday We'll All Be Free" は、そんな彼の集大成ともいえる傑作だが、ここではサウンドにもゴ スペル・マナーが強く出ているこの曲で、彼の歌声を味わってほしい。ゴスペルのスピリチュアリティを湛えつつ、独自の洗練を加えたそのヴォーカルは、その後のソウルシンガーの指標となったもの。グレン・ジョーンズも彼から多大な影響を受けたひとりだしビービー・ワイナンズにもそれはいえると思う。なお、72年にシングルのB面として発表され、93年までアルバムに収録されることのなかったこの曲の作者は、ビリー・プレストンである。

    【解説】出田圭

  13. ネヴァー・ゲット・オーヴァー・ユー/ザ・スティールズ

    映画『バクダッドカフェ』のテーマ曲"Calling You"を歌ったことで知られるジェヴェッタスティールを擁する兄弟グループがこのスティールズ。オーソドックスながら普遍的な魅力をたたえた曲だ。メンバーのビリー・スティールはサウンズ・オブ・ブラックネスの近作に参加している。

    【解説】荘治虫

  14. サイレント・ナイト/ジ・インプレッションズ

    カーティス・メイフィールドをリード・ヴォーカルに擁したシカゴの名グループ。カーティスのソ□独立後にアトランティックレーベル傘下のコテリオンに移籍、そのコテリオンのクリスマスオムニバスに収録されたもの。クワイア(合唱隊)を伴い、モダンなスタイルなゴスペルに仕上げており、シングルにもなった。

    【解説】

  15. アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン

    1972年、LAのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会にて行ったライヴの模様を収録したアルバム「至上の愛 (アメイジング・グレイス)」のタイトル・ソング。女王アレサの代表作の一つであり、ベストセラーを記録した。彼女のルーツもゴスペルで父親は高名な牧師であった。ここで聴けるスピリチュアルな絶唱は彼女のステイタスを一段と上げることとなった。

    【解説】


歌詞・対訳はオリジナル作品から転載しており、楽曲によっては掲載されたものと一部異なる歌唱と なっている場合がございます。予めご了承ください。

一部マスター・テープに起因するノイズや歪みなどが生じる場合があります。予めご了承ください。

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